インフルエンザ予防には緑茶や紅茶が効果的?なんと水でもOK?!

インフルエンザの流行時期になると、予防をしましょうというニュースや特番が組まれますね。
手洗い・うがいなどの基本的な予防がしている方が多いと思います。
他にも、普段から飲んでいるお茶や紅茶、水でもインフルエンザの予防ができるの、ご存知ですか?
今回はこれらを飲むことでできるインフルエンザ予防についてご紹介します。

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インフルエンザ予防には緑茶がいいの?

昔から健康に良いとされる緑茶ですが、その健康によい理由が少しずつ明らかになってきています。
日本のみならず海外の研究によって風邪やインフルエンザなどウイルスに対する殺菌作用の有効性が証明され、世界中から注目を集め始めています。

例えば、約2000人の子どもたちを対象に、アメリカの栄養学専門誌「THE JOURNAL OF NUTRITION」が行った緑茶とインフルエンザに関する研究によると、1日1~2杯飲むグループは38%、3~5杯飲むグループは46%も発症が減少するという結果に。また、日本の緑茶メーカーと静岡県立大学との共同研究でも、緑茶に含まれるカテキンがどのインフルエンザウイルスに対しても感染阻害作用があることが分かりました。何気なく飲んでいた緑茶が実は、日々の健康に役立っているんですね。

緑茶に含まれるカテキンがウイルスが細胞に吸着すること、細胞内でのウイルス増殖を阻害する効果があります。
また、テアニンが免疫力を高める効果があります。
緑茶1日1~2杯で38%、3~5杯で46%の予防効果があるとされていますので、ぜひ毎日取り入れたいですね。
ちなみに、80℃以上の高温でお茶を淹れるとよりカテキンが多く抽出されます。
1日の始まりに1杯、家に帰ってきてから1杯と、毎日続けるのも難しくなさそうです。

いちいち急須を使うのがめんどくさいという場合には、こちらでもOK!

インフルエンザ予防には紅茶の方が効果的?!

緑茶とは原材料が同じ紅茶。
紅茶にも緑茶と同じように、インフルエンザウィルスの活動や増殖を抑える働きがあるということが報告されています。

殺菌作用は、紅茶の中に含まれるテアフラビンという成分が理由です。
テアフラビンは紅茶に含まれる赤い色素でありポリフェノールの一種です。
緑茶に含まれるカテキンが発酵してテアフラビンになります。もともとは同じ成分なんですね。
この殺菌作用は即効性があり、衛生状態のよくない国でも紅茶は活躍しているそうですよ。

お茶にはカテキン、紅茶の中には赤い色素テアフラビンという成分が入っているということをご紹介しました。
この二つの成分がなぜインフルエンザウイルスの感染予防に効果的なのかというと、このカテキンとテアフラビンはインフルエンザウイルスの突起に付着するという性質を持っています。
カテキンやテアフラビンがついたウイルスは、うまく細胞に着地することができないので感染することができなくなるという効果があるんです。

緑茶も紅茶も同じように効果が認められていますが、効き方は紅茶のほうが優れているということがわかっています。
特に短時間での差を見ると紅茶に軍配が上がります。
これは、それぞれのお茶の成分に違いがあります。
緑茶のカテキンがウイルスを捕まえる手を1つ持っているのに対して、紅茶のテアフラビンは2つ持っている構造をしています。
そのためウイルスを捕まえる力がテアフラビンの方が強いんです。だって単純に考えれば2倍の効果ですもんねw
ちなみに紅茶だけではなくウーロン茶もテアフラビンに近い成分が含まれているので紅茶と同じくらいの効果が期待できると言われています。
紅茶よりもウーロン茶の方が好きという場合にはウーロン茶でもいいですね(*´▽`*)

ちなみに、風邪予防のために紅茶を飲むならレモンティーがおすすめです。
レモンに含まれるクエン酸もインフルエンザ予防に一役買ってくれます。
紅茶にミルクを入れてミルクティーにしてしまうと、テアフラビンがミルクのタンパク質と一緒になって殺菌作用が弱くなってしまいます。


砂糖は入れても効果は変わらないので、お好みでどうぞ(*^▽^*)
ストレートでももちろんいいですよ!
せっかくすばらしいインフルエンザの予防効果があるのですから、できるだけ効果的に飲みましょう♪
お茶を飲む頻度ですが、1時間に1回程度飲むのが良いようです。

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インフルエンザ予防にはなんと水でもいいの?

ここまでお茶の効果についてお話してきましたが、なんとただの水を飲むことでもインフルエンザの予防になるんです( ゚Д゚)!

こまめに水を飲むことによって、のどに付着しているインフルエンザウイルスを胃まで洗い流すことができます。
胃まで押し込んでしまったらよくないと思われるかもしれませんが、今で運ばれたインフルエンザウイルスは胃酸で殺菌されてしまうんです。
胃液のパワーはすごいですね・・・( ´艸`)

また、水を飲むことで鼻やのどの粘膜にある線毛運動をスムーズに働かせることができます。
鼻やのどの粘膜には細く長い突起物の細胞が多数存在しています。
この突起物が「線毛」と呼ばれ線毛を生やしている細胞を「線毛細胞」と呼んでいます。
一つの線毛細胞には約250本の線毛が突起しています。
線毛は肺の方からのどの方向に向かって活動しており肺に吸い込まれた異物は粘液に捕獲され線毛の力で外部へ排出されていきます。
インフルエンザや風邪が流行りはじめる11月頃から気温も寒くなって空気も乾燥してきますが、空気が乾燥するとこの線毛の働きが悪くなってしまいます。
線毛の乾燥を防いでくれるのが水を飲むという行為なのです。
水を飲むことによって粘液が下から上に運ばれて、鼻やのどの線毛運動が活発的になります。

暑い夏場に比べると冬になると圧倒的に水を飲む量が減ってしまいがちですよね。
ですが、線毛運動を活発にするには、1日3ℓの水を飲むのが良いそうです。
普段私たちは2L程度の水を摂取しているようです。
意識して更に1L程度飲むことができたらいいですね。
線毛の活動を活発に保つことができるように、こまめに水分摂取をするようにしましょう。

まとめ

いかがでしたか?
インフルエンザの予防には緑茶も紅茶も効果があるということがわかりました。
更には、水でも効果があるですね。
どの方法も、こまめに飲むという所がポイントですので覚えておいてくださいね(≧▽≦)

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