インフルエンザ時母乳育児はどうする?続ける方法は?赤ちゃんは免疫がもらえるので母乳はあげ続けよう

授乳中のママがインフルエンザにかかることは、珍しいことではありません。
授乳中は、睡眠不足、栄養の偏り、過度の疲労、ストレスなどが重なって、免疫力が落ちやすくなっているんです。

お母さんがインフルエンザになってしまったときに、母乳からインフルエンザはうつらないということはお伝えしました。(インフルエンザは母乳から感染する?内服中授乳は控える?影響が心配
ただ、飛沫感染や空気感染でうつってしまう可能性はありますので、注意することは必要です。
授乳をする時には赤ちゃんと接触することになりますので、母乳をあげるのはやめた方がいいのかという考えになりがちですが、そうとも言えません。
今回は母乳をあげない場合についてのデメリットや、楽に母乳を続ける方法についてご説明します。

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インフルエンザの時 母乳育児の場合はどうしたらいい?

お母さんがインフルエンザにかかってしまったら、お母さんはとっても体調が辛いと思います。
できたら赤ちゃんの授乳もお世話も全部お休みしてゆっくりと療養したいですよね。
そして、授乳をすることで赤ちゃんと接触することになるので、赤ちゃんへインフルエンザが移ってしまうんじゃないかと心配になると思います。

ただ、母乳育児をしているお母さんと赤ちゃんにとって、直接授乳を中断するというのは簡単なことではありません。
よくインターネットや本では、お母さんがインフルエンザになった時には「お父さんや周りの家族に粉ミルクをあげてもらうか母乳を搾乳して哺乳瓶に入れて、それを飲ませるという方法が一番良いです。」と書いてありますが、これ、さらっと書いてあるほどスムーズにはできません(;・∀・)
実際にやってみてから言って!(; ・`д・´)と思います・・・・

まず、今まで母乳だけだった場合、哺乳びんや人工乳の缶を買いに行かなければなりません。さらに、消毒液や消毒容器などの準備も必要です。
そして、哺乳瓶に慣れていない赤ちゃんにとって、いつも通りおっぱいを飲むように哺乳瓶で飲めるのかというとなかなかできません。
飲ませるだけでもかなり苦戦するでしょう。
これらのことをすべてお父さんやおじいちゃんおばあちゃんが準備して行うとなると結構大変です。
絶対に「これであってる?」「ちょっとわかんないんだけど」「これ、どうやってやるの?」などなどの質問が飛び交って、結局自分が出動しなければならない事態になることが予想されます・・(´・ω・`)

さらに、乳房が張って困るので、その場合は搾乳しなけばなりません。
搾乳をしなかった場合には、乳腺炎になってしまったり母乳の量が減ったりでなくなってしまったりする可能性もあります。
これがまた、高熱があってつらいのに自分で搾乳をするというのが大変なんです(-_-;)
普段していない場合には、まず要領をつかむまでに時間が必要であったり、搾乳器を購入する必要があるかもしれません。
母乳の分泌量を維持するためには普段の授乳と同じくらいの間隔で搾乳を行うことが望ましいです。
となると、2-3時間毎の搾乳となり・・・結構な手間と労力です・・・。

こう考えると、言うほど簡単なことではないと思いませんか?

母親がインフルエンザの時母乳育児はどう続けたらいい?

じゃあどうしたらいいんだということになりますが、個人的には添い乳がおすすめです。
母乳はお母さんが寝たままでも添い乳で飲ませることができます。
授乳が終わればそのまま眠ってしまうこともできます。
ミルクや搾乳にするよりも、寝たまま授乳する方がずっと簡単でらくちんに感じられるでしょう。

授乳以外のお世話はすべてお父さんやそのほかの家族の人に行ってもらうようにして授乳だけはお母さんが添い乳にするのが一番いいような気がします。
授乳のタイミングで赤ちゃんを連れてきてもらいましょう。
母乳を続ける時には、お母さんが高熱を出している場合は、脱水にならないように、お母さん自身が水分を十分摂るようにしてくださいね(*´▽`*)

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インフルエンザの時の母乳からはインフルエンザに対する免疫がもらえる

授乳を続ける時には、赤ちゃんにインフルエンザがうつる可能性があります。
ただ、インフルエンザの潜伏期間中にもインフルエンザは感染力をもっているため、すでにうつってしまっている可能性もあります。
そのため、引き続き母乳を飲ませるほうが、隔離して母乳を中断するよりもむしろ安全と言われています。母乳中の免疫のおかげで、赤ちゃんが感染しても軽症ですむと言われているんですよ。

母乳の中には多種類の赤ちゃんを感染から守る細胞や物質が含まれており、母乳を中断する ことによって、赤ちゃんはこれらの受動免疫を受けられなくなります。
このことの方が、赤ちゃんにとってはデメリットが大きいんですね(;´∀`)
もしも、直接授乳をしないと決めた場合にも、搾乳は続けて飲ませるようにしましょう。

また、母乳をあげていれば軽く済むとは言っても、インフルエンザがうつらないに越したことはありませんので直接授乳をする時には、母親がマスクをつけるなどの感染予防はしっかりと行うことをおすすめします。

まとめ

いかがでしたか?
授乳をしないことに関わる手間や大変さに比べたら、個人的には直接授乳を続けることをおすすめします。
自分の体調も大切ですので、家族とも相談しながら決めて下さいね。

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