インフルエンザの予防対策 家族が感染したら。感染力はいつまで?潜伏期間もうつる?

インフルエンザをうつされないように気をつけていても、感染してしまうときはどうしてもあるものです。
また、自分がどれだけ気をつけていても、家族が持ち込んでしまうこともあります。
一人が感染すると、場合によっては家族全滅なんて恐れも・・・(;´Д`)
それは避けたいところですよね。
家族の1人がインフルエンザに感染した時、ほかの家族にうつさないようにするために、しっかりと感染予防の対策をしておくことが必要です。
具体的に、どのような方法があるのかご紹介します。
できるだけたくさんの方法を取り入れて、家庭内にインフルエンザが蔓延するのを防ぎましょう!

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インフルエンザの予防対策 家族が感染してしまったときはどうしたらいい?

家族がインフルエンザに感染してしまったときに、おうちで簡単にできることをピックアップしました。

①隔離
感染している家族はできたら別室で過ごしてもらいましょう。
同じ空間にいることで感染するリスクが上昇しますので、生活空間を分けることが効果的です。
また、看病する人も1人にして、その人以外は感染者がいるお部屋には入らないようにしましょう。
パパが感染したら、子供たちは心配でついつい部屋をのぞきに行きたくなっちゃうと思いますが、ここはぐっと我慢してもらってくださいね(;´・ω・)

②マスクの着用
マスクは健康な人が感染予防でつけるというのはあまり効果を期待できないのですが、感染している人が飛沫を飛ばすのを予防するという意味では効果があります。
そのため、感染している人はかならずマスクをつけるようにしましょう。

③こまめなうがい・手洗い
インフルエンザに感染していない家族は感染を予防するためにうこまめにうがいや手洗いをおしましょう。
インフルエンザウイルスに感染している家族が触ったところは、ウイルスが付着してしまっています。
そこを触ることでインフルエンザウイルスが手についてしまいます。
石鹸できちんと手を洗えば落とせますので、こまめな手洗いが効果があります。
特に食事の前やご自身の身だしなみを整える前などは念入りに手洗いをするようにしましょう。

④アルコール消毒
先ほどもお伝えした通り、インフルエンザウイルスに感染している家族が触ったところは、ウイルスが付着してしまっています。ドアノブやテレビのリモコン、電気のスイッチなどは家族みんなが触れる場所ですよね。
そのため共通して家族みんながよく触れる場所はアルコールシートなどで拭き取って消毒するとウイルスを除去できます。

⑤換気をする
部屋を閉め切ったままにすると、ウイルスが充満します。
部屋が寒くなりすぎないよう注意しながらも、こまめに換気をすることでウイルスを部屋に貯めこまないようにしましょう。
1~2時間に1回5分程度、部屋の真ん中の空気が入れ替わるよう対角にある窓を開けて換気を行うと部屋の空気も入れ替わるのでおすすめです。

⑥室温・湿度を調整する
インフルエンザのウイルスは低温・低湿度だと活発になります。
逆に温度を21℃以上、室温を50%に保つと室内では6時間程度でウイルスの生存率が数%まで下がると言われています。
部屋の温度は21~24℃くらい、部屋の湿度も50~60%に保つようにしましょう。
加湿器があれば便利ですが、なければ部屋で洗濯物を干すだけでも湿度は上がります。
感染している人の部屋にタオルなどを干して加湿するようにしましょう。

⑦使用済みティッシュやマスクに注意する
インフルエンザにかかると、鼻水などが沢山でます。
その鼻水やくしゃみに使ったティッシュは、インフルエンザウイルスが付着しまっています。
ウイルスが空気中に飛散してしまわないように、布団のまわりなどに置いたままにしたり、フタのついてないゴミ箱に直接捨てないようにしましょう。
かならずふた付のごみ箱か、ビニール袋を準備して密封します。
また、マスクを捨てるときも同じように、フタ付きのゴミ箱かビニール袋に密封して捨ててくださいね。

ほかにも、使った食器はすぐに洗う、使用済みタオルやパジャマは袋に入れて密封して洗濯機まで持っていくなどちょっとしたことを工夫してできるだけウイルスをばらまかないように気を付けて下さい。

⑧手袋を使う
看病する人は、感染している家族の部屋に行くときには手袋をつけるのがおすすめです。
鼻水のついたティッシュやマスク、汗ばんでいるパジャマや吐物に触れる可能性が高いですので、そこからウイルスが付着してしまいます。
使ったあとの手袋はティッシュなどの同じように密封して捨てて下さいね。

インフルエンザの感染力はいつまで?対策はいつまで続ければいいの?

インフルエンザの感染力は解熱後もしばらくは続きます。
発症後5~7日頃まで周りの人にうつしてしまう可能性があり、特に発症してから最初の3日間ほどが最も感染力が高いと考えられています。
そのため、学校保健安全法思考規則によって、インフルエンザに罹った際の子供の出席停止期間の基準が決められています。

解熱後2日間は出席停止+発症後5日間は出席停止

これは、この期間は感染力があり、ほかの人にうつしてしまう可能性があるためです。
つまり、この期間は感染する危険性が高いため、感染対策続けることが必要です。

「抗インフルエンザウイルス薬」を服用すると、服用していない場合に比べて発熱期間が1-2日短縮され、ウイルスの排泄量も減少し、症状が緩和・改善されていきます。
そのため、最もインフルエンザウイルスの感染力が高い発症後3日程度よりも早い段階で症状が良くなることが多いです。
体が楽になるので寝てばかりいられなくなるかもしれません(笑)が、まだまだ感染力は強いですので、家の中で感染を広げないようにマスクや隔離などの対策はしっかり続けて下さい。

また、熱が下がったので回復したと判断し、登校したり、出勤してしまったりすることで感染力の強いウイルスがまき散らされて感染が広がってしまうということになります。
そういったことを防ぐためにも、この基準を順守して、しっかり家で療養をしてください。


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インフルエンザは潜伏期間にも感染力がある

インフルエンザの潜伏期間は最短で16時間前後、最も多いのが2-3日後に発症するケースです。
そして、この潜伏期間中には体の中で、インフルエンザウイルスは猛烈な勢いで増殖しています。
そのため、発症する前から感染力を持ちますので発症してから感染対策をするのでは遅い場合もあります。
家族なら家のなかでずーっと一緒に生活をしていますし、なにも症状がない間も家の中でもマスクをしていることは少ないと思いますので(;・∀・)
そのため、どう頑張っても感染してしまう場合もあるということは覚えていてください。

もしも、家族のなかの誰かが感染したとしても、それは「感染対策が不十分だったから」とか「もっと完璧にやっていればうつらなかったはず」とは言い切れません。
家族がインフルエンザになってしまって苦しんでいる姿を見るのは辛いと思いますが、自分を責めることなく、むしろ「やれるだけのことはやったから仕方ない」と気持ちを切り替えて看病に専念してくださいね。

まとめ

いかがでしたか?
家族がインフルエンザに感染したら、みんなで対策を徹底しましょう。
そして、一番大切なことは普段からインフルエンザにかからないよう、免疫力が上がるような生活習慣をするということです。
この機会に生活習慣を見直して、健康的な生活を心がけて下さいね(*´▽`*)

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