しぼった母乳を哺乳瓶では嫌がって飲んでくれないときの6つの対処方法

完全母乳で育っていた長女をお出かけする時に母に預けることが多かったです。
預ける時には、搾乳を渡して飲ませてもらうようにお願いしていました。
基本的には直接おっぱいから授乳することが多く、離れることは時々だったのでほとんどおっぱいからしか母乳を飲んだことがありませんでした。
そのため、母が搾乳を飲ませる時には嫌がって大変だったみたいです(-_-;)
赤ちゃんが哺乳瓶を嫌がってしまう時の対処法についていくつか説明します。

哺乳瓶を嫌がるなら哺乳瓶以外で飲ませる

まず、哺乳瓶じゃなくちゃだめなんてルールはないということを覚えておきましょう。
哺乳瓶を嫌がってしまうときの対処法と言っておいてなんなのですが・・・赤ちゃんが飲むためのもの=哺乳瓶というイメージが強いですが、哺乳瓶以外でも母乳を飲む方法はあります。
そもそも、おっぱいと哺乳瓶では実は赤ちゃんの飲み方は異なっています。
おっぱいを飲むときには、赤ちゃんは母乳を出す反射が起きないと母乳が出てこないので舌とあごを運動させて乳頭を刺激し、「吸う」というよりは、舌で乳頭をしごくようにして母乳を飲みます。
一方、哺乳瓶では吸ったり、唇で飲み口を押すだけで楽にミルクが出るため、舌を使う必要はありません。
(このため、日常的に哺乳瓶を使う赤ちゃんは舌を挙上するための筋力が不足し、顔立ちやかみ合わせに影響がでることがあります。)
これらのことから、おっぱいを飲むのと同じように哺乳瓶で母乳を飲もうと思っても、スムーズに母乳が出てこなくて赤ちゃんが怒ってしまったり、混乱してしまったりすることが多々あります。

哺乳瓶以外で母乳をあげる方法
代表的なものに、カップ授乳(カップフィーディング)やスプーン授乳があります。
カップ授乳専用のカップも発売されています。
一般的なドラッグストアや赤ちゃん用品店では見かけないと思いますがインターネットを探すと簡単に手に入ります。
ですが、別に専用のカップじゃなくても十分に飲めます。
小さめのカップ、プラスチック製の薬杯や紙コップなどでも代用できます。
これらは新生児期から使うことができますし、実際に哺乳瓶を使わず、カップ授乳をすすめている産院も多くあります。
カップ授乳に慣れてくると、お水やお茶などなんでもコップでぐびぐび飲めるようになるので楽になります。
また、スプーンでも同様に飲むことができます。少し深めのスプーンの方が飲みやすいですが普通のスプーンでも飲めます。また、レンゲなどでも飲めます。
これらの方法を使うことで、哺乳瓶を嫌がる赤ちゃんにも母乳をあげることができます。
また、少し月齢が大きくなってくると先が太い乳首のようなものから、スパウトも使えるようになってきます。
スパウトで母乳をあげても全く問題ありませんので、3か月ごろから少しずつ練習をしてみてもよいかもしれません。

赤ちゃんに授乳をする人を変えてみる

あかちゃんにとってお母さんは「おっぱいの人」なので、お母さんが哺乳瓶で授乳をすると「なんでおっぱいじゃないのーーー(≧△≦)」と飲んでくれないことがあります。
そんな時にはお父さんやおじいちゃん、おばあちゃんなど違う人が授乳をしてみましょう。

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お母さんがいなければおっぱいはないと理解して、哺乳瓶で飲むことをしぶしぶOKしてくれるかもしれません。
その時にはお母さんは隠れていて下さいね(笑)

授乳をする時に静かな環境にしてみる

赤ちゃんが授乳に集中できる環境を整えます。
周囲で動く人・物、高い音、まぶしい光を遮りましょう。
できれば、ほかの人がいる部屋から移動して2人きりになれるようにします。
赤ちゃんは、外部からの刺激が邪魔で授乳に集中できなくなることが良くあります。
あらかじめ30分程時間を取り、途中で邪魔されないように授乳中と周りに知らせしましょう。
また、飲ませる人が緊張していたり、「飲めーーーー(Φ_Φ)」というような無言のプレッシャーがあるとそれを赤ちゃんが感じ取って飲まないということもありますので、飲ませる人もリラックスしましょう。

哺乳瓶を変えてみる

哺乳瓶の好き嫌いで飲まないということもよく聞かれます。
買い替えてみるのも一つの方法です。
もしくは人工乳首だけを変えてみるのもよいかもしれません。
直接口に触れる部分なので赤ちゃんは人工乳首の感触を敏感に感じ取っています。
なめた感じやにおい、弾力などが変われば、飲んでくれる可能性があります。
ただ、普段はおっぱいでやっていて本当に時々しか使わないのであれば、わざわざ哺乳瓶や人工乳首を買い替えるのはもったいないような気もします。
だったらカップ授乳などを試してみた方が、経済的です。

乳首を温めてみる

お母さんのおっぱいは人肌ですので、口に入れたときにも温かみがあります。
ですが人工乳首は冷たいことがありますので、その感触に嫌がってしまう赤ちゃんもいます。
また、人工乳首は冷たいと固く、温かいと柔らかく弾力が増しますので噛んだ感覚も変わってきます。
簡単に試すことができますので、やってみてもよいかもしれませんね。

しぼった母乳の温度を変えてみる

しぼった母乳は常温から人肌くらいの温度に温めて飲ませることが基本ですが、冷蔵庫から出したままの冷たいままでも飲むことができます。
そのため、飲ませられる母乳の温度には4℃くらいから、37℃くらいまでの幅があるので冷たいものを試してみたり、ぬるいもの、少しあたたかめといろいろ温度を変えてみてもよいかもしれません。

預けるのが半日程度なら、どうしても嫌がってしまう時には無理して飲ませなくてもそれほど心配いりません。
心配ならスプーンなどで少しずつでも水分補給をしてあげればよいでしょう。
その後にお母さんのおっぱいをしっかり飲めば栄養不足などにはなりませんので安心してください。
ちなみにうちの子の場合、12時間くらいは「哺乳瓶で飲むくらいなら飲まない!」と怒ってしまい、何も飲まずに過ごしたみたいですが、ものすごくお腹がすいたら、哺乳瓶でもぐいぐい飲みました。
うまく飲んでくれないと焦ってしまうかと思いますが、焦りが赤ちゃんに伝わってますます飲まなくなってしまうなんて悪循環もあります。
うまくできればラッキーくらいの気持ちで、リラックスしてチャレンジしてみて下さいね。

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