しぼった母乳の温め方と注意点 一度解凍した搾乳の保存期間は?

保存している母乳を飲ませようと思ったけど、どうやって飲ませたらいいの?どんなふうに解凍するの?と戸惑ったお母さんへ。
しぼって保存しておいた母乳の温め方と、保存について説明します。
お母さんが自分で搾乳を飲ませることはあまりないかもしれませんが、飲ませてくれる人にも正しい情報を伝えることが大切です。
お父さんやおじいちゃん、おばあちゃんに飲ませてもらう時にはお母さんから飲ませてくれる人に、飲ませ方を説明してあげた方がいいでしょう。
それほど難しくはありませんので、大切な母乳を無駄にしないようにしっかり理解しておきましょう。

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しぼった母乳の温め方

母乳はミルクの調乳とは違い、すでに液体(冷凍の時には凍っていますが)の状態で保存されていますので、お湯を足して温めるということはしません。


冷凍母乳は1-2回の授乳分ずつ冷蔵庫内でゆっくり解凍するのが望ましいです。
冷蔵庫に入れる時には、解凍されたときに漏れてくる可能性もあるので深めのお皿やバットに入れておいた方が安心です。
急いで解凍したいときには時にはボウルに水道水を流しっぱなしにしておいてその中に入れて解凍します。

母乳パックの場合でもそのまま水に投入しても問題はありませんが、ポリ袋に入れて解凍した方が後々扱いやすくなります。
なぜなら、パックをそのまま水に入れた場合、湯せんから上げたときにパックが水浸しになります。
キッチンペーパーなどで拭けばよいのですが、パックに母乳を保存する時に使った投入口がだいたい何折りかされているので、その部分に入り込んだ水が母乳を容器に移し替えている時などにしたたり落ちてくることがあります。
そしてその水滴が哺乳瓶や移し替える容器の中に・・・Σ( ̄ロ ̄lll)

私はなんとなく、水道水がそのまま赤ちゃんの口に入るのは抵抗があって、ポリ袋を使うようにしています。
冷凍されていた母乳がほとんど液体となったら、少しずつ水の温度を上げていって温めます。
冷蔵母乳の時にも同様に、ぬるま湯に容器ごとつけて温めるか、パックなら哺乳瓶や容器に移し替えて温めてもよいです。

搾乳を温める時の注意点とポイント

冷蔵・冷凍してた母乳を温める時には、母乳に含まれている生きた細胞や酵素を活かすために40度以上の温度のお湯を使ってはいけません。


生きた細胞や酵素は人肌くらいで一番活性化するようにできているので、37度くらいが適温です。
それ以上になると、物質が変性していまって、まったく働かなくなってしまいます。
30℃前後くらいで飲ませてあげましょう。

触ってみて、「冷たくはないな」くらいで十分です。
折角の母乳ですから温めるときにも少しだけ気を使ってあげて下さいね。
赤ちゃんによっては、冷蔵庫から出した母乳をそのままぐいぐい飲む赤ちゃんもいます。
嫌がらなければそのまま飲ませても大丈夫です( *´艸`)

ちなみに、電子レンジは厳禁です。
電子レンジで温めたときには、全体が均一に温まるわけではありません。
実際に食べ物を温めたときにも、一部分だけが熱くなっていて他の部分が温まっていなかった・・・なんて経験があるのではないでしょうか。
そのため、生きた細胞が死んでしまう可能性が高いです。
さらに、そのまま赤ちゃんに授乳したときに赤ちゃんがやけどをしてしまう可能性があります。

母乳を解凍したり、温めると脂肪成分が上部に層になり、分離しているように見える時があります。
問題はありませんが、赤ちゃんにとって脂肪成分は大切なエネルギー分ですのでかるく回すようにして混ぜてから赤ちゃんに飲ませてあげてください。


母乳パックから哺乳瓶や容器に移しかえる時にも、パックの上部に脂肪成分が分離していることがあります。
そんな時は軽くパックを振り混ぜてから移しかえるようにして下さい。
あまり強く振りすぎると、母乳に含まれる成分が壊れてしまうこともありますので、軽くで大丈夫です。
できるだけ多くの有効成分を、赤ちゃんが摂取できるようにしてあげてくださいね。

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解凍した母乳の保存、一度温めてしまったら?

冷蔵庫で解凍したものは完全に溶けてから、24時間使用できます。もしも使わなくなったら捨てるようにして、再冷凍はしないでください。


しぼって保存しておいた母乳を温めてしまったけれど、赤ちゃんが寝てしまったという時には室温なら1時間ほど、冷蔵庫に入れておけば4時間程度保存しておけます。
すぐに起きそうな時には少し取っておいて様子をみてもよいかもしれませんね。

まとめ

正しい搾乳や、保存、温め方でお母さんと離れてしまう時にも母乳をあげ続けることができます。
私も2人の育児では毎日母乳をしぼって保存し、保育園へ運んでいました。
慣れるまではちょっと大変かもしれませんが、慣れてしまえば日課の一つとなってしまうのでさほど負担感なく続けることができますよ。
母乳育児を続けたいお母さんはぜひ実践してみて下さいね♪

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