しぼった母乳を保存する容器の選び方と管理方法 継ぎ足しはOK?

このページを開いて下さったということは、母乳をしぼって赤ちゃんに与えたいと考えていることと思います。
お母さんが赤ちゃんのためにしぼった搾乳はとても貴重なものです。
そして、どんなミルクよりもはるかに優れています。
母乳には赤ちゃんを感染などから守ってくれる抗体や、生きた細胞を含みます。
また成長と発達を促す様々な物質も備えた、赤ちゃんにとってこれ以上ない最高の栄養です。
お母さんがお仕事を始めたり、用事があってお出かけする時など赤ちゃんの近くに居られない時には、直接授乳することができません。
ですが、あらかじめしぼった母乳を用意しておくと、赤ちゃんは理想的な栄養と多くの病気から体を守る物質を確実にとり続けることができます。
ぜひ、可能なかぎり母乳をあげ続けましょう(*´▽`*)
ここでは、しぼった母乳を保存する方法について詳しく説明していきます。

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しぼった母乳を保存する容器の選び方

母乳の保存に最も適した容器は密封できるがガラス製か、硬質プラスチック製のもの、もしくは母乳パックです。
普段売られている哺乳瓶はだいたいガラス製か硬質プラスチック製が多いと思いますので、哺乳瓶にそのまま保存しても構いません。
その場合は、乳首がそのままの外気にさらされていると細菌が付着してしまいますので必ずキャップなどをしておきましょう。
もちろん哺乳瓶や乳首はあらかじめ消毒しておきます。
冷蔵庫に立てて保存するのならラップでも構いません。
また、専用のふたがあるのなら、そちらを利用しましょう。
母乳をいくつも保存する、もしくは長期に保存する予定なら、すべてを哺乳瓶に保存していると哺乳瓶がいくつあっても足りなくなってしまいます。
そんな時は母乳の保存専用に作られたパックを利用しましょう。

ピジョン 母乳フリーザーパック 80ml 50枚入(さく乳用品)pigeon ラッピング対応


いくつかの会社から母乳の保存専用パックが売られていますので、どれを選んでも構いません。
どこのメーカでもしぼった母乳を入れる量によって数種類ありますので、自分がしぼる母乳の量や、赤ちゃんが一度に飲み切れる量によって選びましょう。
母乳は冷凍すると膨張しますので、その分を見越して容器やパックのギリギリまでは入れないようにします。
ぎりっぎりまで入れてしまうと破裂してしまって、母乳がダメになってしまいますので気を付けて下さいね(´;ω;`)
パックで保存する時には、封をする前に袋の上部の空気を抜いて膨張する分の余裕を持たせておくといいですよ。

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母乳を保存する時には必ず専用のパックか、食品保存用の厚手のもので、チャック付きのビニール袋を使用しましょう。
通常のポリビニール袋では耐久性が低くて漏れてしまうことがあります。
また、合成樹脂の成分によっては母乳に含まれる栄養分を破壊することがあります。
折角搾乳したからには無駄にしないようにしたいですので、これらは守りましょう。

しぼった母乳の容器には必ず日時を入れて管理しましょう

しぼった母乳の容器には必ず、しぼった日時を書いたラベルを貼るようにしましょう。
こうしておくことで、確実に古いものから優先的に飲ませることができます。また、気づかないうちに母乳の期限が切れたり、どれがいつしぼったものかわからなくなってしまうことを防ぐことができます。
ラベルはビニールテープなどにマジックで記入するのが一般的ですが、どんなものでも構いません。
母乳パックなら、だいたいの製品にはラベルシールが付属してきます。
保育園などの預け先で絞った母乳を飲ませてもらうなら、赤ちゃんの名前も必ず書きましょう。

一回に搾乳を沢山しぼれないんだけど、つぎ足してもいい?

「母乳のつぎ足しはしてもいいか?」
これについては疑問視している専門家も多くいます。
冷蔵や冷凍している母乳に人肌の母乳をつぎ足すと温度が上がってしまいますし、操作が増えると増えただけ汚染されるリスクが増えます。
基本的には継ぎ足しはせずに、新しい容器やパックに保存することが望ましいです。
とはいって、どうしても一回にしぼることができる量が少なくて、毎回新しいパックに入れるのは金銭的にも大変・・・ということもあるかもしれません。
もしもどうしても継ぎ足しをしたい時には30分から60分ほど冷蔵庫で冷やしてからつぎ足すようにしましょう。

まとめ

母乳をしぼり始めるところから、保存容器に入れるまでは、取り扱いに注意しましょう。
器具の消毒や、お母さんの手洗いなどが大切です。
取り扱いや保存の方法によって栄養がどれほど保たれるか、感染に対する防御という特性がどのくらい保持できるかが変わってきます。
できるだけ母乳を汚染から守り、万全の状態で赤ちゃんに届けられるようにしましょう(*´▽`*)

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