敬老の日とは何か 由来は?子供への説明 お祝いは何歳から?

敬老の日が近づくと、子どもが幼稚園で敬老の日のプレゼント工作を作ってきたりしますよね。
子どもに「敬老の日ってなに?」って聞かれたら「・・・えーとね・・・(;・∀・)」となっちゃったりしませんか?
毎年ある日本の祝日ですから、敬老の日がどんな日なのかを子どもにきちんと説明できるようになっておきましょう。
そして、敬老の日のプレゼントは何歳から渡すのが正しいのかも知っておいた方が安心ですね。

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敬老の日とは何?由来は?

まず、敬老の日を子どもに説明する前には、自分自身が敬老の日とは何の日なのかということをしっかり理解しておかなければ、説明することが難しいですよね。
そんなわけで、まずは大人の勉強の時間ですー(^^;)

敬老の日は、国民の祝日に関する法律(祝日法、昭和23年7月20日法律第178号)第2条によれば、「多年にわたり社会につくしてきた老人を敬愛し、長寿を祝う」ことを趣旨としています。
同様の趣旨の記念日として、老人福祉法によって定められた、老人の日(9月15日)がありましたが、2001年(平成13年)の祝日法改正(いわゆるハッピーマンデー制度の実施)によって、2003年(平成15年)からは9月第3月曜日となりました。

つまり敬老の日は、お年寄りに尊敬の意を示して、長寿をお祝いすることが目的の日なんですね。
なるほどなるほど・・・( ..)φメモメモ

敬老の日ができたきっかけは、
1947年に兵庫県多可郡野間谷村の村長が「老人を大切にしてお年寄りの知恵を借りて村づくりをしよう」と9月15日に敬老会を開いたことから始まりました。
この小さな村の運動はやがて兵庫県全体へ広がり「9月15日を年寄りの日にしよう」という県民運動にまで発展していきました。
そして1951年には中央社会福祉審議会が9月15日を「年寄りの日」としました。
その後「年寄り」という表現はよろしくないという議論が起こり、後に「老人の日」と改められました。
個人的には、「年寄り」も「老人」もあまり変わらないような気がしますが・・・(;・∀・)実際に高齢者の立場になると年寄りと言われるのは嫌なものなのでしょうか。
そして更に発祥の地である兵庫県の人たちが「こどもの日成人の日があるのに敬老の日がないのはおかしい」と国に働きかけ続け、1965年ついに国民の祝日として「敬老の日」が制定されました。
こうしてみると、敬老の日ができたのは割と最近の出来事だということがわかりますね。
歴史の浅い祝日なので、これからお祝いの方法などがどんどん変化していくかもしれませんね。

さてさて、そして「なぜ9月15日に年寄りの日にしようとしたのか?」ということについてもう少しつっこんでみると2つの説がありました。
・聖徳太子説
その昔、聖徳太子が大阪に四天王寺を建てた際、同時に四箇院(しかいん)という建物も建立しました。
その中のひとつに非田院(ひでんいん)というものがあり、身寄りのないお年寄りを集め住まわせました。
その日が9月15日だったという話。

・養老の滝説
その昔、働き者の孝行息子美酒の流れる滝を見つけ、お酒好きの年老いた父親に好きなだけ飲ませてあげました。
それを聞いた元生天皇が養老の滝を訪れたのがちょうど9月の中頃だったという話。

こちらはどっちが由来だとしてもかなり昔の話になりますね。
敬老の日について、理解が深まったでしょうか?

敬老の日について子供に説明するには

さて、大人が敬老の日について理解できたところで、子どもへの説明の仕方ですよね。
先ほどもお伝えしたように、「敬老の日は、お年寄りに尊敬の意を示して、長寿をお祝いすることが目的」の日なんです。
つまり、子供に敬老の日について伝える時にも、そのことを意識して伝えられたらいいですよね。

「敬老の日というのはね、今まで一生懸命働いてきてくれたおじいちゃん、おばあちゃんに「ありがとう」を伝える日なんだよ。」
「元気に長生きしてくれてありがとうってことを伝えるんだよ。」
という、尊敬の部分や長生きしてくれている部分に対して感謝し、お祝いするという所がわかるように話ができたらよいと思います。
さらに、子供の理解度に合わせて敬老の日ができた由来なども簡単に教えてあげられたら印象に残るのではないでしょうか。


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敬老の日のお祝いは何歳からするものなの?

子供たちに敬老の日の説明をできたとして、実際におじいちゃんおばあちゃんに敬老のお祝いをするのは何歳からが適切なのか、悩むところです。
敬老の日の老人とは何歳からなの?という答えは明確にはありませんが、老人の日や老人習慣を定めている老人福祉法では、老人は65歳以上と定められています。
また、世界保健機関(WHO)の定義でも、65歳以上の人のことを高齢者としていますので、一般的には65歳以上が老人に当たると考えて良さそうです。

そうなると、「うちのおじいちゃん・おばあちゃんは65歳になってないから、お祝いするのは失礼にあたるの?(-ω-;)」となりますよね。

年齢についてや敬老の日については人それぞれの思いがありますので、年齢が65歳に達していなくても、孫からのお祝いなら喜んで受けます(*´▽`*)という人もたくさんいると思います。
ここで大切なのは「孫からの」ですよ(笑)
お嫁さんから年寄り扱いされるのは気分が悪いという方もいるかもしれませんので注意です。
逆に、65歳を過ぎている人でも、「自分はまだまだ若い」と思っている人はまだ敬老のお祝いは抵抗がある人もいるでしょう。
それぞれの考えや状況が違いますので、どうするべきというものはありません。
各個人の思いを尊重することも大切だと思います。
お祝いという名目になると大げさだと感じるなら、一緒に食事にいってごちそうするなどでもよいと思います。

まとめ

いかがでしたか?
敬老の日についてすこし詳しくなったでしょうか。
お子様にわかりやすく説明して、おじいちゃんおばあちゃんに感謝の思いを伝えられたらいいですね(*´▽`*)

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