ペットを飼っている方のお悩みとして、絨毯についた毛がとれないという声を多くお聞きします。
絨毯についてしまった毛をとるにはちょっとしたコツがあります。
今回は絨毯についたペットの毛をとる方法、またペットの尿やにおいのとりかたについてお話します。
掃除で絨毯のペットの毛を取る方法
基本は掃除機
ペットの毛は絨毯に絡みついてしまい、きれいにとることは難しいです。
様々な掃除方法を組み合わせて掃除する必要があります。
まず、掃除の基本は掃除機です。
絨毯に掃除機をかけるときには短い距離を何度か往復してかけるのがコツです。
長い距離をかけすぎるとノズルの先端が絨毯から浮いてしまい、ゴミやペットの毛を吸い残してしまいます。
そしてゆっくりと動かすようにしましょう。
早く動かしすぎてしまうと十分に吸い取ることができません。
奥に絡みついた毛も吸い取るようにゆっくりと動かしましょう。
また、一つの方向だけでは奥の汚れまで取り切れません。
一方向にかけ終わったら次は最初にかけた方向と十字になるようにかけていきましょう。
このようにして掃除機をかけるとある程度はペットの毛もきれいに吸い取ることができます。
掃除機で取り切れない毛はどうしたらいい?
掃除機をかけても吸い取りきれない毛はどうしても残ってしまいます。
これは掃除機以外の道具を使っていきましょう。
ゴム手袋を履いて絨毯の上をこするように動かすと、ゴム手袋に毛が引っ掛かりさらにきれいにひとまとまりになります。
また、目の細かいスポンジやシャワーブラシなどを使っても絨毯の奥に絡みついたペットの毛を絡み取ることができます。
こうして絨毯に絡みついた毛と絨毯を分離させたあとに再度掃除機をかけるともっときれいになります。
掃除で絨毯のペットの尿はきれいになる?
ペットが絨毯におしっこをしてしまった…!
といった経験はありませんか?
絨毯についてしまったペットのおしっこも、きちんと掃除すればある程度きれいになります。
実は絨毯の素材によって少しずつおしっこのシミの掃除方法が違ってきます。
それぞれご紹介します。
羊毛
羊の毛には人間の髪の毛と同じように、毛の表面がうろこ状になっており汚れが付きにくいという特徴があります。
このような特徴に加えて、夏は湿気を吸い取り、冬は乾燥から守るために湿気を放出するという快適さもあります。
ペットを飼っているご家庭でもよく選ばれる素材の一つです。
ペットがおしっこをしてしまった時には、まず乾いた布を使ってつまむように拭いていきます。
ある程度水分をふき取れたら、次は水で濡らした布でつまみ拭きをします。
この方法を繰り返すことである程度きれいになります。
絹
蚕のまゆから作られる繊維で美しいツヤが特徴です。
高級品となりますので、汚れることを考えるとペットを飼っているご家庭でシルクの絨毯を使用しているのは少数かもしれません。
こすったりすると痛んでしまうことがあるため、ペットがおしっこをしてしまった時にはまずは押すようにしてふき取りましょう。
シミができてしまった場合には専門の業者に依頼したほうが良いでしょう。
アクリル
化学繊維のなかで一番よくつかわれているアクリルは、カビや虫、薬品などへの耐性が高く、ペットのいるご家庭では人気の素材です。
吸湿性が低いため、ペットがおしっこをしてしまってもすぐに掃除すればシミは残らないことが多いです。
中性洗剤などを付けた布でたたくようにしてきれいにしましょう。
ナイロン
ナイロンもアクリル同様、カーペットの素材としてよく使われている化学繊維です。
防水性が高く、ペットがおしっこをしてしまってもアクリルと同じように水や洗剤を付けた布でたたくようにしてきれいにすることができます。
また、ものによっては丸ごと洗濯することができるものもあります。
掃除で絨毯についたペットの臭いは取れる?
重曹をつかう
ペットが絨毯におしっこをしてしまうと、目に見えるシミがとれても臭いがどうしても残ってしまいます。
においが気になる場合には重曹を使って掃除をしましょう。
においが気になる部分に重曹をふりかけ、ゴム手袋などでなでるようにしてなじませます。
5分ほどおいたらそのまま掃除機で吸い取りましょう。
重曹がにおいのもととなる成分を消臭してくれます。
ですがカーペットの種類によっては重曹で色落ちしてしまう場合があります。
裏面の表示などをよく見てから行ってください。
まとめ
このように、ペットを飼っているご家庭では絨毯の掃除が大変だと思います。
掃除機だけで掃除しようとせずに、様々な方法を組み合わせて掃除してみましょう。