小学生の便秘解消速攻で効くのは?かんちょうしても出ない場合は?便を指でかき出す方法

腹痛や食欲不振などを伴い非常に辛い小学生の便秘。

何とかしてあげたいけれど、すぐに解消するにはどんな方法が良いのかわからないという親御さんも多いと思います。

今回は小学生の便秘に速効性のある解消方法と浣腸しても便が出ない場合などについてご紹介します。

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小学生の便秘解消 即効で効くのは

食べ物や飲み物

お子さんに薬を使うのはちょっと不安という親御さんも多いと思います。

まずは薬や浣腸を使わない方法からご紹介します。

1つ目の方法は朝起きてすぐに冷たい水を飲ませるというものです。

基本的な排便習慣として、人間は朝起床して食事をすることで腸が動き出し、排便するというリズムがあります。

朝食を食べると自然と腸が動くのですが、朝ごはんを食べてもなかなか便がでないというお子さんも多いのです。

そこで、朝起きたらすぐにコップ1杯ほどの冷たい水を飲ませましょう。

朝ごはんの前に腸に刺激を与えて腸を起こしてあげるのです。

こうすることで水によって腸が動き、さらに朝食を食べることでまた腸が動きます。

腸の動きを助けてあげるという意味で起床後の飲水は効果的です。

2つ目は便秘に良いものを摂取するということです。

便秘にはオリゴ糖がよく効きます。

便秘に速効性のあるものを組み合わせて摂取するとすぐに効き目が表れるという人もいます。

オリゴ糖+ココア+牛乳の組み合わせは特に効果があります。

ココアには食物繊維が多く含まれており、さらに牛乳とオリゴ糖で腸を活性化します。

これを飲んだらすぐに便が出たとの声が多いです。

運動をする

便を出すには適度な運動が大切です。

体を動かすことで腸が動く助けになります。

特に体を上下に動かす運動には便秘解消の効果があるとされます。

トランポリンや縄跳びなど、ジャンプする運動が良いでしょう。

友達と鬼ごっこをしたり、バスケットボールなどのスポーツをしても効果が出ます。

子供の便秘 かんちょうしても出ない場合は?

かんちょうとは?

かんちょうとは漢字で書くと「浣腸」と書きます。

一般的に使用されているのはグリセリン浣腸といって、お尻の穴からグリセリン液を入れることで直腸を刺激し、排便を促します。

メリットとしては、どんな方法よりも速効性があるという点です。

お尻に液を入れてから3~5分ほどで便意を催します。

ほぼ100%の確率で排便が出ます。

デメリットとしては速効性は高くても、腸を刺激して排便を促しているだけであり、便秘症そのものの治療にはなりません。

また、習慣性が高く、連用していると浣腸がないと便がでないということになってしまう人も少なくありません

あくまで一時的な対処法としてしか効果はありません。

そして、便が硬くなりすぎている場合には浣腸をしても便が出ない場合があります。

便を柔らかくする効果はほとんどないので、便が硬い場合には排便時に肛門が切れたり、痛みを伴うことがあります。

ですが、便があまりにも出ない場合には浣腸で出すことで苦痛を緩和できるため、上手に使っていくことをお勧めします。

浣腸に頼りすぎるのはよくありませんが、出ない便をそのままにしておく方がよくありません。

使用頻度は4日に1回くらいにしましょう。

浣腸の使用方法は?

浣腸を使用する際にはいくつかの注意点があります。

まず、1度の浣腸で効果がないからといって一日に2回3回と連続して浣腸を使用するのはやめましょう

浣腸には不快感の他に、血圧の低下や肛門痛などの副作用が出る場合があります。

そして、使用方法はきちんと守る必要があります。

浣腸を使用する場合、まずは浣腸液を人肌程度に温めるようにしましょう。

こうすることで液を注入した時の不快感や違和感が軽減されます。

温め方は、コップなどにお湯を入れて、浣腸をしばらくつけておくとよいでしょう。

浣腸を入れるときは必ず横になり、体の左側を下にして膝を抱えるように子供に説明します。

トイレで立ったまま浣腸を入れたり、座ったまま入れたりすると腸管を傷つけてしまう可能性があり非常に危険です。

そして、浣腸のノズルをお尻に入れるとき、ノズルの先端にオリーブ油やワセリンなどの潤滑剤を付けてあげましょう。

滑りがよくなり痛みが軽減します。

さらに、浣腸を入れるとすぐに便を出したい気分になります。

ですが、入れてすぐに踏ん張ってしまうと便は出ずに浣腸液だけが出てきてしまいます。

十分な効果を出すためには最低でも5分から10分は便意を我慢する必要があります。

このような注意点をしっかりと守って使用しましょう。

浣腸しても出ない場合には

浣腸をしてすぐに便意を催す人もいれば、しばらくたってから効果が出る人もいます。

効き目が現れるまでにかかる時間は人それぞれです。

また、便が硬すぎる場合にも浣腸した後に便がでない場合があります。

浣腸をしてから1日様子を見て、それでも便が出ない時には小児科を受診したほうが良いでしょう。


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子供の便秘 便を指でかきだす方法は?

便を指でかきだす排便方法とは

便はもうそこまで来ているのに出ない…という場合に「指で出せばいいんじゃないか?」と思う方もいることでしょう。

便を指で出す方法のことを摘便と呼び、摘便は医療行為です。

直腸に指を入れて便をかき出す方法は本当は看護師や医師しか行うことができません。

専門の資格がないと危険だということです。

摘便は直腸を傷つけてしまう可能性や、血圧の急降下による失神を引き起こす可能性がある行為です。

資格も経験もない人が実施するには危険なのです。

子供には絶対に行ってはいけない

前述したように、摘便は医療資格をもつ人のみが行える行為です。

大人の場合にも危険が伴う行為であり、大人よりも腸管が柔らかく傷つきやすい子供に対しては禁忌となっています。

専門資格をもつ医師や看護師が注意深く行うことであり、資格も経験もない人が行うと腸壁に穴があいて死に至ることもあるのです。

便が出ないからと言って指で便を出そうとするのは絶対にやめてください。


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まとめ

このように、小学生の便秘を解消するためには薬や浣腸よりも先に食べ物や飲み物を工夫した対処するようにしましょう。

浣腸を使用する場合には使用方法をきちんと守って使用してください。

指で便を出そうとする行為は非常に危険ですのでやめましょう。

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