粉薬の飲み方正しいのは?上手に飲むコツを紹介します

風邪をひいたときや病気になった時にはお薬が処方されますよね。

大人になると錠剤がほとんどですが、時折粉薬が処方されることがあります。

今回は粉薬の正しい飲み方や上手に飲むコツについてお話します。

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粉薬の飲み方正しい方法は?

どうやって飲むのが正しいの?

錠剤と同じように、粉薬にも正しい飲み方があります。

まず、口の中に一口で飲み込める量の水を含みます。

口の中に水が入っている状態で粉薬を口の中に入れ、飲み込みます。

薬を飲み込んだ後にももう一度一口の水を飲むようにします。

また、粉の量が多くて一回で飲みきれない場合には複数回に分けて飲んでも良いです。

口の中に先に薬を入れ、後から水を含む人も多いです。

ですが、そうすると口の中に粉薬が張り付いてしまい飲みにくくなってしまいます。

先に口に含むのは水、後から粉薬という順序を間違えないようにしましょう。

そもそもどうして薬を粉で処方するの?

子供の薬はよく粉で出されます。

ですが大人の薬でも時折粉薬がでますよね。

のどや口の中にくっついて飲みにくいのにどうして粉で薬を処方するの?と思う方も多いでしょう。

粉薬の長所は大きく分けて2つです。

1つ目は、カプセルや錠剤に比べて早い効果が期待できます。

カプセルや錠剤は薬を1度で飲み込めるように凝縮されており、コーティングされています。

そのため、コーティングされていない粉薬よりも効果が出るのが遅くなってしまいます。

2つ目の長所は処方するときに細かい量の調節ができることです。

子供の薬が粉で出される理由でもありますが、錠剤と違い必要量をかなり細かく調節することで必要な量の薬剤を摂取できます

そのほかにも、錠剤が飲み込みにくい方のために粉で処方することもあります。

粉薬の飲み方のコツは?

口の中にくっついたり、味が苦かったりと飲みにくい粉薬。

ここでは上手に飲むコツをご紹介します。

お湯で練る

粉薬が苦手な方にお話を聞くと、「口の中にくっつく」「いつまでも口の中からなくならない」などの理由が挙げられています。

口の中で粉薬と水をうまく混ぜることができない、という方も多いでしょう。

では、口の中に入れる前にお湯で粉薬を溶かして飲む方法はいかがでしょうか。

実際に、お年寄りが粉薬を飲むとむせてしまうことがあるため、お湯で練って内服させるという病院もあります。

10~20mlのお湯に粉薬を入れてスプーンで混ぜて飲むと飲みやすいですよ。

お湯の量を多くしてシロップのようにして飲みたいという方はお湯を増やしてみてください。

口の中にくっつくことなく飲むことができますよ。

素早く飲み込む

粉薬は錠剤と違い、水分とともに口の中に広がるため、嫌な味がすることがあります。

苦みや甘味など、薬特有の味が苦手な方も多いでしょう。

口の中に薬を長い時間入れておくほど、薬の味が広がってしまいます。

そのため、口の中に薬と水を入れたらすぐに飲み込むことがコツとなります。

そして、口の中で薬を広げないようにすること、舌の上に長い時間薬をのせておかないことが大切になります。


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粉薬がうまく飲めない大人が試してみるべき方法

普通の内服方法じゃ粉薬を上手に飲めない、という方におすすめの内服方法をご紹介します。

オブラートに包んで飲む

薬局やドラックストアに行くと、内服用オブラートが販売されています。

透明~白色の薄いシートのようなもので、中に薬を包んでそのまま飲み込むことができます。

薬が口の中に広がるのを防ぎ、薬の味を目立たなくする効果があります。

味付きのオブラートも販売されているので好みに合わせて選んでみてください。

まずはオブラートを1枚取り出し、4つ折りにして筒状にします。

その中に粉薬を入れて上の部分をねじります。

余った部分を少し水に濡らすと、中の粉薬が漏れてくることなく内服できます。

こうして粉薬を包んだ状態で水やお湯を含んだ口の中にオブラートごと入れて飲み込めば簡単に粉薬を内服できますよ。

ゼリーに混ぜて飲む

子供用の服薬グッズとしてよく選ばれる服薬ゼリー

大人でも愛用している方は意外と多いです。

商品化されている服薬ゼリーではなくても、おやつのゼリーや栄養食品のゼリーなどでも代用できます。

スプーンにゼリーを乗せ、その上に粉薬をのせてまたその上をゼリーで蓋をするようにかぶせると飲みやすくなります。

量の多い粉薬を飲む時には複数回する必要がありますが、ゼリーに包むことでかなり飲みやすくなります。

カプセル容器に詰める

薬局によっては空のカプセル容器が販売されている場合があります。

カプセルで処方される薬も、その中身は実は粉薬です。

飲みやすくするためや胃ではなく腸で溶かすように作られた薬などの場合にカプセルとして処方されます。

粉薬が飲みにくい場合には、そのカプセル容器に薬を詰めて内服することで飲みやすくなります。

ですが、1つのカプセルに入れられる粉薬の量はとても少ないです。

粉薬の量が多い場合にはたくさんのカプセル容器が必要となります。

また、薬局でカプセルに詰めてくれる場合もありますが、自分で詰めなくてはいけないこともあります。

カプセルに粉薬を詰めるのは思いのほか時間も手間もかかります。

薬局に空のカプセル容器が販売されていない場合もありますので事前に問い合わせてみましょう。


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まとめ

このように、粉薬は基本的には水を先に口に含み、そのまま薬を口に入れて飲み込むのが基本の飲み方になります。

この飲み方をすることでかなり飲みやすくなりますが、それでも粉薬の内服が苦手という方はいろいろ工夫して自分にぴったりの方法を探してみましょう。

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