錠剤がうまく飲めない 大人の場合の工夫は?噛むのはあり?上手な飲み方とは?

風邪を引いたときや何か病気をしたときの治療で欠かせないのが内服薬です。

子供の頃にはシロップ薬や粉薬が処方されることもありましたが、大人になるとそのほとんどが錠剤ですね。

錠剤は口の中では溶けにくいため、飲み込むのが大変だという方も多いと思います。

今回は錠剤の上手な飲み方についてご紹介します。

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錠剤が飲めない 大人の場合の工夫は?

1錠でも大変ですが、数が多くなればなるほど飲みにくい錠剤。

どのようにして飲めば飲みやすいのでしょうか。

ゼリーに包んで飲む

錠剤がのみにくい理由として、ゴロゴロしているからと答える方が多いです。

ですから、そのゴロゴロ感を緩和する工夫をしましょう。

子供の内服に役立つグッズとして服薬ゼリーがありますよね。

錠剤がのみにくいのであれば、大人でも使ってよいと思います。

わざわざ服薬ゼリーと名のついたものを買わなくても、スーパーで売られているゼリーや栄養補給ゼリーなどでも問題ありません。

スプーンの上に少量ゼリーを載せ、その上に錠剤を載せ、またその上にゼリーで蓋をしましょう。

こうしてゼリーで錠剤を包むようにすればツルンと内服することができます。

しっかり包めばのどの奥に張り付くこともありません。

錠剤の数が多い場合には半分ずつ2回に分けるなど工夫して飲みましょう。

1つずつ内服する

数が多い場合、一度に飲もうとするととても飲みにくいですよね。

回数が多くなり、面倒かもしれませんが飲みやすさを優先して1つずつ飲むことをお勧めします。

お湯に溶かして飲む

錠剤をお湯で溶かしてから内服する方法で、簡易懸濁法と呼ばれます。

小さなカップに錠剤と60度くらいのお湯20mlを入れ10分ほど放置しておくと薬がお湯に溶けます。

錠剤のまま飲むより飲みやすいですし、口の中に薬がくっつく心配もありません。

お湯に溶かして問題ない薬かどうか、薬剤師さんに確認しましょう。

薬の形態を変えてもらう

どうしても錠剤を飲み込むのが苦手な方は薬局で薬剤師さんに相談しましょう。

実は同じ薬でも数種類の形態があります。

同じ錠剤でも口の中で溶けやすいOD錠と呼ばれる形態の錠剤があります。

内服している薬でOD錠がある場合には変更してもらうとよいでしょう。

また、大きくて飲みにくい場合には、大きい錠剤1つではなく小さい錠剤2つへ変更するなど、数を増やして1つを小さくするという方法もあります。

小さいものなら少し飲み込みやすくなりますよね。

どうしても錠剤がだめという方は粉薬にできないかどうか相談してみましょう。

錠剤が飲めない場合噛むのはあり?

噛んでも良い薬とそうでない薬

錠剤には噛んだり割ったりして粉々にしても良いものと、そうでないものがあります。

まず、噛んでも良い薬についてお話しましょう。

錠剤をよく見てみると中央に線が入っているものがあります。

この線は割線と言って薬を割りやすくするための線です。

この線がある薬は噛んだり割ったりしてもよい薬となります。

一方、噛んではいけない薬はカプセル、腸溶錠、三層錠、コーティング錠と呼ばれる薬です。

体に負担をかけないためにコーティングされていたり、胃酸ではなく腸で溶けるように作られた薬が噛んではいけない薬となります。

噛んでしまうことで体に負担がかかり、効果が見込めなくなってしまうのです。

錠剤がのみにくくて細かく砕きたいという場合には事前に薬剤師さんに割っても良い薬なのか確認すると安心です。

砕いてから飲む場合には

薬を砕くときに便利なピルカッターという道具があります。

錠剤を中に入れて蓋をしめるだけで簡単に薬を半分に割ることができます。

口の中に入れる前に小さくした方が飲みやすいですよね。

ピルカッターには様々なものがありますが、500円から1500円以内で購入することができます。


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錠剤の上手な飲み方とは?

実は錠剤をのむときには、ちょっとした工夫をすることでかなり飲みやすくなります。

口の中が乾燥していると、薬が口の中に張り付いてなかなか上手に飲めません。

内服前に水分をとり、口の中を潤すようにしましょう。

そうすることでのどの奥に薬が流れやすくなります。

次に、一口で飲み込める量の水を口に含み、上を向いて錠剤を口に入れます。

それから少し下を向くようにして水と薬を飲み込むと上手に飲み込むことができますよ。


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まとめ

このように、錠剤を飲むのが苦手な方はゼリーを使ったりお湯に溶かしたりして飲むのがおすすめです。

溶かしたり割ったりして内服する場合には薬剤師さんに確認してからするようにしましょう。

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