溶連菌は大人でもかかる?感染したときの症状は?何科にかかったらいいの?

溶連菌という言葉を聞いたことはありますか?

子供がかかる病気というイメージが強い溶連菌ですが、実は大人でもかかることがあるのです。

今回は溶連菌感染症について症状やかかるべき診療科についてお伝えします。

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溶連菌は大人でもかかる

そもそも溶連菌って何?

溶連菌について詳しく知らないという方も多いと思いますので、まずは溶連菌についてお話しましょう。

溶連菌とは溶血性連鎖球菌の略称です。

溶連菌と呼ばれる病気は正しくは溶血性連鎖球菌感染症のことを指します。

溶連菌に感染して症状が起こる部位は粘膜、皮膚組織などさまざまです。

粘膜におこる症状としては咽頭炎、扁桃炎、猩紅熱や中耳炎、副鼻腔炎などです。

皮膚にでる症状としては蜂窩織炎や伝染性膿痂疹と呼ばれるものです。

そのほかにも肺炎や菌血症といった恐ろしい病気につながることもある恐ろしい菌です。

かかるのは子供だけではないの?

溶連菌は抵抗力の弱い子供がよくかかかる感染症です。

ですが、大人にも感染することがあります。

溶連菌は身の回りのありとあらゆるところに存在する菌です。

子供は抵抗力が弱いため感染するとのどの痛みなどの症状がすぐに現れます。

大人は子供に比べ抵抗力が強いため溶連菌に感染しても気が付かずにいつのまにか治癒していることが多いです。

ではどうして大人でも溶連菌感染症が発症することがあるのでしょうか。

溶連菌は比較的おとなしい菌であるため、抵抗力が落ちていない場合には症状がでることは少ないです。

疲労などにより菌への抵抗力が低下した状態で溶連菌に感染することで大人でも症状が現れることがあります。

人間の免疫力は20代が最も高いとされており、その後は徐々に低下していくとされます。

特に、子供が溶連菌に感染してその看病をする親に感染することが多く、看病による疲れや免疫力の低下が感染や発症の原因とされています。

また、妊娠中も免疫力は低下しているため妊婦さんも注意が必要です。

溶連菌に大人が感染したときの症状は?

では、大人が溶連菌に感染するとどのような症状が現れるのでしょうか。

のどの痛み

風邪をひいたときにものどの痛みが現れることがありますが、溶連菌感染症ののどの痛みは通常の風邪よりも強い痛みです。

のどは赤く腫れあがり、唾液を飲み込むことも難しくなってしまいます。

のどの痛みを感じた時に鏡でのどの奥を見てみると白い膿のようなものが付いているときもあります。

のどの痛みは溶連菌感染症の代表的な症状で、のどのい痛み以外には症状が現れないという人も多いです。

発熱

子供が溶連菌感染症になると高い熱が出ます。

免疫力の低下が著しい場合、大人でも38度以上の高熱が出てしまう場合があります。

ただ、必ずしも高熱がでるというわけではなく、微熱しか出ない人もいます。

発疹

稀な症状ではありますが、全身に赤い小さな発疹が出ることがあります。

この発疹はかゆみを伴い、発疹が現れるととてもつらいです。

溶連菌感染症の他の症状とともに発疹はきれいに消失する場合がほとんどですが掻きむしってしまうことで跡が残るので注意しましょう。

舌の異常

溶連菌感染症になるとまれに舌がイチゴの表面のように赤くデコボコした状態になることがあります。

かゆみや痛みを伴わないため気が付かないことも多い症状です。

他の症状の消失とともにこちらも消失します。


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溶連菌に大人が感染したら何科にかかるの?

耳鼻科か内科を受診する

溶連菌感染症が疑われる症状がみられる場合には基本的には耳鼻咽喉科を受診しましょう。

溶連菌感染症で主な症状はのどの痛みなので、のどの専門治療を行う耳鼻咽喉科にかかるのが一番効果的です。

溶連菌感染症では抗生物質の内服が治療方法となります。

耳鼻科が近くにない場合には内科でも治療してもらうことができるので内科を受診しましょう。

受診せずに悪化すると長引いてしまうのでできるだけ早めに受診することをお勧めします。


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まとめ

このように、溶連菌感染症は子供だけではなく免疫力が落ちた大人にも感染することがあります。

のどの痛みや腫れ、発熱など子供の症状と似たような症状が出ます。

抗生物質の内服での治療が一番早く確実に治りますので、疑われる症状がある場合には近くの耳鼻咽喉科を受診しましょう。

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