高齢者が多く入居する施設では敬老の日に敬老会が行われます。
敬老会では職員が挨拶をすることが多いでしょう。
しかし、どんなことを挨拶として話せばいいのかは悩みどころですよね。
今回は施設で行われる敬老会の挨拶について注意点や文例をご紹介します。
敬老の日敬老会 施設の挨拶はどうする?
誰が挨拶するの?
敬老会の挨拶はいくつかあります。
まずは、敬老会の司会者による開会・閉会の挨拶です。
そして施設長の挨拶、来賓がいる場合には来賓の挨拶です。
敬老会の流れとは?
それでは、敬老会を進めるにあたり、どのタイミングで挨拶を挟めばよいのでしょうか。
敬老会は司会者による開会の挨拶から始まります。
次に施設長からの挨拶をもってくるのが一般的です。
来賓がいる場合には来賓を紹介し、そのあとに来賓の挨拶をしてもらいます。
こうして一通りお祝いの挨拶が終わったら余興や出し物を行います。
全てが終わったら司会による閉会の挨拶をして終了するというのが敬老会の流れになります。
敬老会 施設からのお祝いの言葉注意点は?
それでは敬老会の挨拶の注意点をご紹介します。
司会による開会・閉会の挨拶の注意点
敬老会の司会は開会時と閉会時の2回挨拶をするのが一般的です。
開会の挨拶は、敬老会の始まりを飾る挨拶です。
しっかりと話さなくてはと気負ってしまう方もいるかと思いますが、長々と話す必要はありません。
開会の挨拶が長すぎると飽きてしまいます。
以下の3つの要素を簡潔にまとめて話すことが重要です。
1つ目は、来賓や入居者の家族、そして利用者が敬老会に参加してくれたことに対する感謝の言葉です。
そして2つ目に敬老会を開いた理由です。
「これまで社会を支えてこられた人生の先輩である入居者との会話からたくさんのことを学ばせていただいていることに対する感謝の気持ちを伝えたい」
「いつもあたたかな笑顔をくれる入居者に感謝している」
などの理由がよいでしょう。
そして3つ目は無事にこの日を迎えられたことに対する喜びの言葉です。
この3つを短くまとめて話すことがポイントになります。
開会の挨拶は1分以内にまとめましょう。
次に閉会の挨拶ですが、こちらも1分以内で話すようにしましょう。
会が終わってみんな疲れています。
閉会の挨拶のポイントも開会の挨拶とほぼ同じです。
参加してくれた来賓、家族、入居者への感謝の気持ちを最初に伝えます。
次に、施設の今後の抱負を短く述べます。
最後に今後も施設を見守っていただけるようお願いし、閉会の言葉とします。
開会・閉会の挨拶は聞き取りやすいよう、大きな声ではきはきと話すことが大切です。
敬老会 施設の挨拶文例
それでは、敬老会の挨拶の文例をご紹介します。
開会の挨拶文例1
本日はお忙しい中、○○ホーム(施設名)の敬老会へお越しいただきありがとうございます。
入居者の皆様とともにこの日を迎えることができ、職員一同はたいへんうれしく思っております。
日頃より、私たち職員は入居者の皆様の笑顔に元気をもらい、また人生の先輩としての様々なお話からたくさんのことを学ばせていただいております。
本日はささやかですが、入居者の皆様とご家族、ご来賓の方々とともに楽しい時間を過ごすことができればと思い、敬老会を開催させていただきました。
皆様と楽しい思い出ができればと思っております。
簡単ではございますが、開会の挨拶とさせていただきます。
開会の挨拶文例2
皆様こんにちは。
○○ホーム職員の△△と申します。
まずは、皆様が敬老の日を迎えられたことを心よりお祝い申し上げます。
本日は皆様のご長寿をお祝いしたいと考え、また日頃の感謝の気持ちもこめまして敬老会を開催させていただきました。
皆様と一緒に楽しい時間を過ごし、日常とは違った特別な思い出をつくりたいと考えております。
どうぞ最後まで楽しんでいただけたらと思います。
簡単ではございますが、開会の挨拶とさせてただきます。
閉会の挨拶1
皆様、本日はお忙しい中最後までお付き合いいただきありがとうございました。
至らない点も多々あったと思いますが、皆様に楽しんでいただけていたら何よりです。
利用者の皆様とはこれからも一緒に楽しく過ごしていけたらと思っております。
私たち職員一同もさらに精進してまいりますのでこれからもどうか見守っていただけたらと思います。
以上を持ちまして閉会の挨拶とさせていただきます。
本日はありがとうございました。
閉会の挨拶2
皆様、本日の敬老会は楽しんでいただけたでしょうか。
至らない点もあったかと思いますが、皆様と楽しい時間を過ごすことができ、職員一同うれしく思っています。
今後も皆様にとってここが過ごしやすい場所であるよう、職員一同日々精進してまいりますのでどうか温かく見守っていただけたらと思います。
これを持ちまして本日の敬老会は閉会とさせていただきます。
最後までお付き合いいただきありがとうございました。
まとめ
このように、敬老会の挨拶は長くなりすぎないように話すことが大切です。
かっこいいことを言わなくちゃと気負う必要はありません。
ポイントはしっかりと押さえて短い文章で挨拶をしましょう。