日頃お世話になっている高齢者の方々へ感謝の気持ちを伝える敬老の日。
地域の催しや高齢者が入居する施設では敬老の日に感謝を伝える会として敬老会が催されることがあります。
敬老会では施設や地域の代表が挨拶をしたり、プレゼントを渡したりするなど、様々な企画が考えられます。
今回は施設で行われる敬老会の際に渡すプレゼントは何がよいのか、喜ばれるものの例をお伝えします。
また、手作りプレゼントやメッセージについても一緒に考えていきましょう。
敬老の日 敬老会施設からのプレゼントは何がいい?
敬老会とは?
そもそも、敬老会とはどのような会なのでしょう。
冒頭でも少しお話したように、敬老会とは人生の先輩である高齢の方々を敬う会ということになります。
地域や施設の高齢者とその方々を敬う地域の若者や施設の職員、家族などが集まり感謝の気持ちを伝える会です。
敬老の日には多くの自治体で市民ホールなどを利用した敬老会が催され、高齢の方々が入居する施設でも同じように敬老会が催されます。
地域の小学生や幼児との交流の機会としても敬老会は貴重な機会として企画され、高齢者と子供の交流の場にもなります。
敬老会では、挨拶や交流会の他、高齢者への記念品やプレゼントが用意されていることが多いです。
企画する側としては、日頃お世話になったり、交流の深い地域の高齢者の方々の喜ぶ顔が見たいものですよね。
プレゼントは何が喜ばれるのでしょう。
今回は施設で催される敬老会のおすすめのプレゼントをご紹介します。
楽しめるもの
施設に入居されている高齢者の方々は毎日同じような日々を過ごしています。
毎日同じ時間に食事をして、同じ時間に体操やレクリエーションをして…
と同じような毎日に飽きてしまう方も少なくありません。
そこで、敬老会の際のプレゼントとしてお勧めなのが、楽しめるプレゼント。
塗り絵やなぞり絵などが喜ばれます。
目が見えにくくなっている方には大き目の絵柄のものを選ぶとよいでしょう。
最近では大人の塗り絵というものもあり、時間をかけて細かい塗り絵を仕上げるというものも販売されています。
塗り絵は一人でも楽しくできますし、お部屋に飾ることもできますよね。
塗り絵やなぞり絵をプレゼントして、一緒にお話をしながら塗っても楽しいでしょう。
色がたくさん入っている色鉛筆も準備すればかなり喜んでくれると思いますよ。
また、きれいな柄の折り紙や千代紙も女性を中心に喜ばれます。
きれいな柄の折り紙で箱など日常生活で使えるものを作ると楽しいですよね。
このように、時間をたっぷりと使って楽しめるものは施設に入居する高齢者の方々に喜ばれます。
普段使いできるもの
日頃からよく使うことができるプレゼントはとても喜ばれます。
年を取ると体温調節が難しくなり、ちょっとした風が入るだけでも寒いと感じる高齢者が多いです。
そんな時にさっと掛けられるひざ掛けや羽織れるカーディガンがあれば助かると思いませんか?
きっとたくさんの方が喜んでくれるはずです。
また、食事の時に使えるランチョンマットやコップ、ティッシュケースなども喜ばれるでしょう。
用意したプレゼントを毎日使ってくれたらうれしいですよね。
敬老会施設からのプレゼント手作りアイディア
せっかく感謝の気持ちを伝えるのだから、手作りのプレゼントを用意したい!と考える職員さんも多いのではないでしょうか。
ここではおすすめの手作りプレゼントをご紹介します。
ティッシュケース
箱ティッシュはお部屋や食堂に個人用で用意されている方が多いことでしょう。
普段使っている箱ティッシュを少しおしゃれにできるティッシュケースを手作りしてみてはいかがですか?
ミシンが得意な職員さんならすぐに作ることができます。
手間もあまりかかりませんし、ちょっと寂しく感じるお部屋にも華を添えることができますよね。
巾着
小さいものを持ち歩きたいけれどちょうどよい入れ物がない、という悩みを抱える人は多いものです。
ハンカチやポケットティッシュ、老眼鏡など意外と小さな持ち物は多いのです。
そんなとき、巾着があれば便利だとは思いませんか?
小さなキャンディやおせんべいなどを持ち歩く人もいるかもしれません。
大切なものを入れる袋として使ってもらえたらうれしいですよね。
巾着は手縫いでもミシンでも手間がかからず、短時間でたくさん作ることが可能です。
手作りプレゼントにおすすめの一品です。
敬老会のプレゼントと一緒にメッセージもつけよう
プレゼントだけでは寂しい
喜んでくれるプレゼントを考えるのは楽しいですが、気持ちを伝えることを忘れてはいけません。
物だけ渡しては気持ちはなかなか伝わらないものです。
手作りのメッセージカードを作ってみましょう。
色画用紙や色紙などに見やすく大きな字でメッセージを添えてみましょう。
折り紙などで装飾しても可愛らしいですよね。
メッセージの内容に注意
敬老会のプレゼントに添えるメッセージは基本的に日頃の感謝を伝えるものになります。
「いつまでも元気でいてください」「長生きしてください」
など今後の健康や長寿を願う内容の文章を書きたくなることでしょう。
ですが施設に入居されている高齢者の方々はこのような内容の文章を違った意味でとらえてしまう方もいます。
元気だったら施設に入っていないよ…
十分長生きしたよ…
などと思われてしまうこともあります。
そして、私たちよりも長く生きている方々からしてみたら「~してください」という文章は印象がよくない場合があります。
命令されているような気持ちになる、という方もいるようです。
そのため、メッセージカードに書く文章は感謝を伝える内容にしましょう。
「いつも笑顔で体操に参加してくれてありがとうございます」
「これからも一緒に塗り絵や折り紙をしましょうね」
など前向きな内容にすると喜んでもらえます。
まとめ
このように敬老会のプレゼントは企画した人の気持ちが伝わるものが喜ばれます。
手作りでもよいですし、普段から使ってもらえるものを選んで買ってもよいでしょう。
メッセージカードが付いているとより喜んでもらえます。
人生の先輩方を敬う気持ちとやさしさを忘れないようにしましょう。