初盆とはいつのこと?法要の流れは?持っていくものはこれ!

初盆という言葉を聞いたことがありますか?

普段の生活ではなかなか聞きなれない言葉ですよね。

経験がないといざ初盆の法要となったときに何をしてよいのかわからず困ってしまうことになります。

今回は初盆の時期や法要の流れ、持ち物などについてご紹介します。

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初盆新盆とはいつのこと?

初盆って何?

まずは初盆という言葉の意味について知っておきましょう。

お盆とは旧暦の7月15日に行われる故人を祀る儀式を指します。

お盆の時期は地方によって異なりますが7月または8月の13日から17日くらいまでを指します。

初盆とは四十九日を過ぎて初めて迎えるお盆のことを指します。

毎年お盆の時期には故人を丁寧に供養する時期です。

その中でも初めて迎えるお盆、つまり初盆はなくなってから初めて迎えるお盆ということになります。

そのため、特に念入りに供養が行われることになります。

お盆の際には親族で法要を行いますが、初盆は親族以外にも故人に縁のある人をお招きします。

僧侶を呼び、読経をしてもらって法要を営むことが多いです。

新盆とは?

初盆の他に新盆という言葉を聞くことがあるかもしれません。

新盆とは初盆と同じ意味を指し、違いはありません。

初盆の法要の流れは?

故人が初めて迎えるお盆は、親族としては何かと準備が大変です。

まずはしっかりと流れを把握しましょう。

準備の内容と時期は?

地方によって多少の差はありますが、全国的に8月の13~15日にかけてお盆とする場合が多いです。

ここでは8月13~15日にかけて初盆の法要を行う場合の準備についてお伝えします。

まずは法要をする場所をきめなくてはいけません。

自宅やお寺、ホテルなどで行われることが多いです。

どの場所でするのかを故人に近い親族で話し合って決めましょう。

場所は6月上旬ころには決めなくてはいけません。

決まったらなるべく早く寺院の予約をします。

次に案内状の準備が必要になります。

遺族や親族だけで行う法要の場合には電話連絡での案内でよいでしょう。

親族以外の親しい人を呼ぶ場合には案内状を出すことが一般的となります。

案内状を送る場合には返信用の往復はがきを利用し出欠を取ります。

案内は法要の1か月前くらいまでには済ませる必要があります。

招かれる側としては、案内状が届いたり電話連絡をもらったらできるだけ早めに返事をするようにしましょう。

招く側は案内状と並行して法要後のお食事の手配もしなくてはいけません。

自宅で作ってもてなす、仕出し屋からとる、レストランの予約などの選択肢があります。

そして参列者全員に渡す引物の用意も同時期にする必要があります。

引物は故人のその人らしさが出るものがよいでしょう。

金額は2000円から5000円ほどが一般的です。

帰り道にかさばるものや重たいものは避けましょう。

法要後の食事と引物の用意は7月中旬から下旬までには済ませておきましょう。

ここまで準備したら、あとは法要に使うものの準備となります。

地域によって異なりますが、灯篭や盆提灯の購入、精霊棚の組み立てや供物の準備が必要です。

住む地域の慣習に従って準備しましょう。

法要をどこで行うかによっても法要に使うものの準備や会場設営も異なります。

3日前くらいにはものをそろえ、準備が滞りなくできるようにしましょう。

初盆当日の法要の流れは?

法要に招かれた場合、当日施主に挨拶をします。

「この度はAさんの新盆供養にお招きいただきありがとうございます」

で充分です。

初盆は親族や親しい間柄の人しか招かれませんのでお悔やみの言葉は必要ありません。

法要当日、時間になったらお坊さんを迎え、施主の挨拶から始まります。

施主は参列者に集まってもらったお礼と、初盆の法要開始を告げ、お坊さんへ法要をお願いするという流れで挨拶をします。

続いて、お坊さんにお経を読んでもらいます。

お坊さんの合図で施主から順に親族の血縁の濃い順番でご焼香します。

お経の後にお坊さんからお話がある場合があります。

法話が終了したらお坊さんは帰られます。

この後、お墓へと移動します。

法要の場所がお墓から遠い場合には車の手配が必要となります。

参列者が全員お墓参りをしない場合や、お墓が遠い場合はお墓参りは後日ということもあります。

法要が終わったら参列者を招いてお食事をします。

法要後の食事のことを御斎と言います。

御斎が始まる前に施主は参列者へのお礼などの挨拶をします。

こうして初盆は終了となります。


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初盆に持っていくものはこれ!

服装はどうしたらいいの?

お盆は夏の暑い時期です。

礼服を着るのが一般的ですが、暑い時期なので略した礼装を指す平服でもよいとされる場合もあります。

礼服で参加するのが間違いないですが、略した平服で参加する場合には失礼のない服装で参加する必要があります。

平服で参加する場合、基本的に男性はスーツ、ネクタイ、靴下、靴は黒、シャツは白です。

時計はしないほうがマナーがよいとされます。

女性は黒のワンピースもしくは黒のスーツが無難です。

シャツを着る場合は白、胸元が開いていないものを選びましょう。

ストッキングは黒または肌色、靴は光沢のない黒色です。

アクセサリーはパールにしましょう。

初盆の場合は普段はあまり集まらない親戚が集まることとなり、嫁入り、婿入りした人の服装やマナーがチェックされます。

地方によっては喪服では故人がリラックスできない、と普段着で法要をする地方もあります。

心配な場合は一度近い親族に服装を訪ねておいた方が問題が起きないでしょう。

持ち物は?

初盆の法要に招かれた場合には何をもっていけばよいのでしょうか。

まずは初盆見舞いを用意しましょう。

初盆見舞いとはお葬式のときのお香典のようにつつむお金のことです。

招かれたのが祖父母の法要ならば10000円、兄弟は10000円から20000円、友人ならば5000から10000円を包みます。

それに加えてお菓子などの供物が必要な場合は生前故人が好きだったものを3000円程度で用意して送ります。

その他、近しい親族の場合には昔は盆提灯を贈る風習がありましたが現在では飾らない家庭が増えてきています。

新盆提灯料や御提灯料として現金5000円から10000円を包むことがあります。

親族と相談して決めるとよいでしょう。

初盆見舞いの表書きは「御供物料」がどの宗派でも使えます。

仏式の場合は「御仏前」と書きます。

神式の場合は「御玉串料」「御榊料」となります。

水引はお通夜やお葬式と同じく結び切りの双銀、藍銀、黄白を使用します。

中に入れるお金は新札は避けましょう。

ここまで、一般的な金額の相場をご紹介しましたが地域や家庭によってしきたりが違う場合があります。

金額や提灯が決まっている場合もありますのでご両親や親族に確認するようにしましょう。

あとは数珠を忘れずに持参しましょう。


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まとめ

このように、初盆は故人にとって初めてのお盆となります。

普段集まらない親族が集まり丁寧に供養が行われます。

親族や両親に家族のしきたりなどを確認し、故人に失礼のないように供養しましょう。

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