北海道といえば大自然や海鮮料理など、旅行を楽しめる要素がたくさんある!と感じる方も多いことでしょう。
道外からの観光客の方々からすると、夏の北海道は涼しいというイメージが強いかもしれません。
8月に北海道へ旅行へ行く場合、気温はどれくらいで服装はどうしたらよいのでしょう。
今回は8月の北海道旅行のための気温と服装についてご紹介します。
北海道旅行 8月の気温はどのくらい?
北海道は広い!地域の区分はどうなっているの?
北海道はとても広いのです…
北海道の天気予報を見ると、北海道をいくつかの地域に分類して伝えていることが多いです。
北海道の気温は地区によって大きく異なります。
4つの地区に分ける場合、道央、道南、道北、道東に分類します。
道央は札幌を含む石狩地方、夕張市を含む空知地方、小樽市を含む後志地方の3地域です。
道南は函館周辺の地域です。
道北は旭川や稚内が含まれます。
道東は日高山脈から東、帯広や釧路、根室、網走などを含む地域です。
これらの4つの地域は同じ8月でも気温が全然違います。
道央8月の気温は?
観光地として最も多くの人が訪れるのは北海道の中心札幌市でしょう。
札幌市は道央地方に属しています。
道央地方は北海道の中でも気温が高い地方です。
気温は高いですが湿気は少なく、カラッと気持ちよく晴れる日が多いです。
そのため暑さのわりには過ごしやすい地方でしょう。
8月の平均気温は22~23度前後です。
日中は25度を超える真夏日となることも多いです。
しかし夜になると少し涼しくなり、気温は20度前後となります。
風もそれほど強くありません。
札幌市の中心部は地下道が発達しており、主要なデパートなどには地下道を通っていくことができます。
地下は地上よりも日光がないぶん涼しく、買い物をする人にはありがたいです。
道北地方の8月の気温は?
次に、旭川や富良野、稚内などが属する道北地方です。
道北地方の中でも最北端の稚内市は北海道でも1、2を争う涼しい街です。
稚内市の8月の平均気温は20度前後です。
稚内周辺では海が近いために8月は雨や霧の日が多いです。
それに伴い、気温も低めで涼しい日が多いです。
上旬や中旬は比較的晴れる日が多いですが、中旬を超えたころからは気温が下がり始め秋の気配が感じられます。
稚内などの北端の地域は夏が短く涼しい日や曇りの日が多くなります。
一方、内陸の旭川や富良野は稚内などの北端の地域とは全然違う気候となります。
平均気温は23~24度前後で北海道の中では暑い地域となります。
特に1日の最高気温は30度を超える日が多く、立っているだけでも汗をかくような日が多いです。
天気は比較的よく、雨の日は少ないです。
日中はとても暑いのですが、内陸のため夜は気温が下がり18度前後になることもあります。
昼夜の寒暖差が大きいのが道北の内陸地域の気温の特徴となります。
道南の8月の平均気温は?
函館が属する道南地域は、海に囲まれた地方となります。
平均気温は22度前後ですが、海からの風があるため気温の割には過ごしやすい日が多いです。
8月は雨が降る日が多く、折り畳み傘やレインコートは準備したほうがよさそうです。
道東の8月の気温は?
道東は日高山脈の東側、区分の中ではとても広い地域となります。
豚丼やばんえい競馬、チーズなどが有名な十勝地方は、内陸のため、道北の旭川や富良野と同じように日中の気温は30度を超えることがあります。
夜は少し気温は下がりますが、夜も暑く寝苦しいこともあります。
その一方で海側にある釧路市や根室市、知床などは日本で一番ともいえるほどに涼しい地域です。
8月でも日中の気温が20度に満たないことが多く、天気もすっきりと晴れることはほとんどありません。
霧がかかっていたり、雨が降ったりすることや曇りの日が多く、気温は低く過ごしやすいですが天気には恵まれません。
夜間は気温が15度以下になることも少なくありません。
北海道の8月 服装はどうしたらいい?
広い北海道ではどこの地域に旅行に行くかによって服装が大きく異なります。
昼夜の気温差が大きい地域や雨が多い地域は臨機応変に対応できる服装の準備が必要です。
内陸地方に旅行に行く場合には
北海道は地域により差はありますが、内陸地方は日中の気温が30度以上になることが予測される地域が多いでしょう。
そのため、札幌や旭川、富良野などの内陸にある観光地へ行く場合には半袖に短パンやスカートで全く問題ありません。
天気が良い地方では日差しをよけるために帽子があると快適に過ごすことができます。
北海道と言えども、内陸地方は熱中症に十分な注意が必要です。
帽子や水分をしっかりと準備して熱中症対策をしましょう。
そして、夜も出歩く予定がある場合には夜風が冷える場合があります。
軽く羽織れる薄手のパーカーがあると便利です。
昼間でも、デパートやショッピングモールでは冷房が効きすぎている場所もあります。
冷房による冷えでせっかくの旅行中に体調を崩さないために、買い物をするときにも薄い上着を持っていくとよいでしょう。
また、海には近いですが、道南の函館地方は日中の気温が高くなることがあります。
上は半袖で充分です。
天気が悪くなった時は少し肌寒くなることもありますので、道南へ旅行する場合にも軽く羽織れるものを持っていくと安心です。
道北の海側、道東旅行の服装は?
稚内などの北海道の北端周辺の地域や釧路・根室などの道東地方への旅行は少し肌寒いでしょう。
天気が良ければ20度を少し超えることもありますが、大体は20度未満のことが多いです。
日中でも霧や雲が厚く、気温が上がらないことがあります。
薄手の長袖、ジーンズなど、少し秋っぽい服装でも暑くないでしょう。
日差しは強くなることがほとんどありません。
帽子はあまり必要ないと思います。
寒い時に羽織れるパーカーなどの上着と、雨が降ったときのための折り畳み傘を持ち歩きましょう。
霧の日が多いのでレインコートがあると便利です。
道東は自然を観光資源としている街が多く、旅行に行くと外で過ごす時間が多くなります。
靴はスニーカーなどの動きやすい靴が便利です。
北海道8月は暑いの?寒いの?
暑いのは8月中旬まで!下旬にはすっかり秋の気配に
北海道の夏はとても短いのです。
8月の上旬から中旬くらいまでは30度以上の真夏日になる地方も多いです。
ですが下旬になるとだいたいの地方で気温が下がり始め、秋の気配になります。
街の中と郊外ではずいぶんと気温も異なり、地方によっても気温差は大きいです。
北海道の中心である札幌市でも人口密度はそれほど高くなく、人の熱気による蒸し暑さはそれほど感じることがありません。
東京や大阪などに比べると街の中心部のビルもそれほど密集していないため風通しもさわやかです。
アスファルトの照り返しもそれほど辛く感じることはないでしょう。
そのような面からみると、道外からの観光客の方々にとっては北海道の8月は涼しく過ごしやすいことでしょう。
まとめ
このように、北海道はとても広いため、地域によって気温が大きく異なります。
観光地として人気の札幌や富良野、旭川などは日中30度を超える真夏日となることがあります。
ですが夜間は昼間よりも気温が下がり肌寒く感じる方もいるかもしれません。
昼夜の気温差に対応できるように服装の準備をしていきましょう。