喪中の年末年始 正月飾りは飾ってOK?神棚や仏壇はどうする?

喪中のお宅はお正月のイベントを自粛しましょうといわれますが、本当はどこまでやっていいのかとても悩みますよね。
では新年を迎えるにあたって、いったいどう過ごしたらよいのでしょうか?
お正月飾りはしてもいいの?他にお仏壇はどうしたらいいの?
といった、不思議についてご紹介いたします。

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喪中の年末年始 正月飾りは飾ってもいい?

「毎年用意している、しめ縄、今年は喪中だけど飾って良いのかな?」。
喪中だと、年末年始の時期になると用意するいつものモノを、飾っても良いのか悩んでしまいます。
そうそう毎年喪中ではないですし、よくわからないことばかりです。
正月飾りもその一つです。いったいどうすれば良いのでしょうか。

ずばり、飾りません!!

正月飾りはお祝いの飾りです。

そして、喪中期間は、身内の亡くなった方の冥福を祈り、亡き人を思い懐かしむ期間です。
その期間中にお祝いをしてはいけません。

  • 門松
  • しめ縄
  • 鏡餅

上記3点は飾ってはいけません。

鏡餅や正月飾りというのは、本来、旧年を無事に過ごせたことを感謝し年明けに年神様をお家に招き入れるためのモノです。
そのため、喪中の時期に年神様を招き入れることはNGです。

お正月飾りがないと、どうしてもお正月気分が・・・という方も多いかもしれませんが、
喪中の間の本来の意味を理解し、故人を偲び、懐かしみましょう。

私の住む地域では、年末に公民館に集まって、自宅用のしめ飾りを自分で縄で結いました。
たくさんの年配の方に教えてもらうのですが、なかなか難しいです。
喪中の時は、いつも通り結いには行きましたが、できたしめ飾りは近所のおじいさんに差し上げました。
毎年、誰かがたくさん作って、余った分は公民館に集まれないお年寄りの方に配っていました。
こういう集まりの時にも、喪中のお宅は皆さん把握していらして、決して配ったりはしていませんでした。

喪中の年末年始 神棚はどうしたらいい?

宗教によって、年末年始、神様をどのように取り扱うべきか確認しましょう。
神棚は神道です。神道のルールやすべきことが、昔からきちんと守られています。きちんと対応していきましょう。
不明な場合は、年長者に聞くことが一番です。

年末年始の神棚をどうしたらよいでしょうか。

通常であれば、正月飾りの際に、神棚があるお家では神棚をきちんと掃除し、お札やしめ縄を新しくする必要があります。

ですが、今回は喪中です。忌中と喪中では対応が違いますので、以下を参考にしてください。

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  • 忌中の場合・・・神道における忌中50日間の間は封印されます。この忌中に正月を迎えた場合は、お札やしめ縄の交換はできません。
  • 喪中の場合・・・忌中が明けていれば、喪中であってもお札やしめ縄の交換はしてもOKです。
    ですが、喪中のため、神棚には正月飾りはせず普段通りにしておきます。

神道では死を「穢れ」といって忌み嫌います。
忌中の間は「穢れている状態」となります。
穢れた状態で神様と接してはならないということで、忌中には半紙などを神棚の正面に貼って封じておきます。

ただ、年末の時期にしか、交換すべきしめ縄や破魔矢は手に入りません。
先に準備だけしておいて、交換する時期まで保管しておくのがおすすめです。

私の祖母宅にも神棚がありましたが、やはり喪中の時は半紙を貼っていました。
とても不思議でしたが、「神様がいるからだよ」と言われ、半ば納得していましたが、
大人になってようやく本来の意味がわかりました。

喪中の年末年始 仏壇の場合には?

お仏壇には何をしたら良いでしょか。お供えはしていいのか等悩みも満載です。
「神道とは違うので、きっとルールは違うのだろうけど・・・」と考え込んでしまう方も多いですよね。
どんなことはしてはいけないのか等ご紹介します。

喪中のお正月には「仏壇の扉を閉めておく」という考え方もあります。
が、通常通り、扉は開けておいても構いません。
仏教には「死=穢れ」とする考え方がありません。
そのため、仏壇の扉を開けておいても大丈夫なのです。

また、お供えもしても大丈夫です。
ただ、喪中ですので、華美なのもは避けましょう。
喪中のご挨拶にいらしてくださった方が持参した手土産でも構いません。
果物等もよいですね。

また、お花も是非飾って差し上げましょう。
故人がお花好きでしたら、お好きだった花を飾ってあげるのも供養の一つですよね。
喪中期間中なので、しめ飾りなどもなく少し殺風景な空間になりがちですので、
少しお花で色を添えてあげるのも一つです。

ただ、植木鉢などに植わっているモノを飾ることは避けましょう。
「土に埋まる」としてあまり芳しくありません。

仏壇だけではなく、お墓参りのお花も綺麗な色にしてあげると良いですね。
仏花ではありますが、空気の冷たい年末年始の墓石に色鮮やかなお花があるとないでは大違いです。
故人を偲ぶためにも、すてきに飾ってあげてください。

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まとめ

いかがでしたか?
宗教によっても神様の取り扱いが違いますね。
本来の意味を理解していれば大丈夫な事ばかりです。
難しく考えすぎずにシンプルにルールに則って行くことが良いかもしれませんね。
もちろん、地域柄色々なルールが他にもあるかもしれませんので、
そこは年長者に相談してみましょう。快く教えてくれますよ。

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