自分が喪中の時は色々と気にしてあれやこれやと気を遣いますが、
知り合いや友人が喪中の時の対応方法はなかなか難しいですよね。
あまり、喪中のお相手に毎年遭遇することも多くないですし、いざ遭遇したときに「ハッ!!どうしたものか・・・!!」
と心臓がドキドキする方も多いと思います。
そんなドキドキを緩和するためにも、喪中の方への年始の挨拶や、おうちに伺ったときの手土産についてなどの
注意点についてご紹介いたします。
喪中の相手への年始の挨拶はどうしたらいい?
年賀状を出さなかった、喪中相手のお家に年始に伺うことになりました。
さて、あなたならどのような挨拶をしますか?
私は、「明けましておめでとうございます。」
と挨拶してしまった過去があります。
言ってしまったあと、「ハッ(>_<)」として、謝罪を述べて、言い直しました(笑)
とてもそのときは笑いごとではなかったのですが・・・。
とても良い勉強をしたと思っています。
年末年始はほぼ皆さん、「明けましておめでとうございます。」と、会う方会う方皆さんに挨拶しますよね。
そうなると、口はもはや「明けましておめでとうございます。」の口になってしまっています(笑)
ですが、喪中の方のお家に挨拶に伺うには、挨拶を喪中用にしないといけません。
年末年始の挨拶をしないということではないのです。
「新年の挨拶を控える」のです。
ですから、「おめでとう」という言葉を挨拶で言わないということです。
とはいえ、いちおう喪中相手に、「喪中なので新年の挨拶は控えさせていただきます。」と挨拶するかというと、しません。
これは、年賀状を出さない時の挨拶状では使いますが、口語では、このような挨拶をわざわざすることはありません。
ではなんと言えば良いのでしょうか・・・?
こんな風に挨拶してみたら良いでしょう。
まず、面と向かった時にする挨拶として、
- おはようございます
- こんにちは
- お寒うございます
- 新年早々お邪魔いたします
その後に続ける挨拶として、
- 旧年中はお世話になりました。本年もどうぞよろしくお願いいたします
- 昨年は大変お世話になりました。今年もよろしくお願いします
がよいでしょう。
ほどよい挨拶加減は、お互いに気持ちよいですよね。
喪中の相手への年始の挨拶のときに手土産はいる?
お年賀を持って行く方も多いかもしれませんが、喪中の相手にお年賀はちょっと・・・ですよね。
また、いつ、どんなものを持って行くべきなのかも悩みますよね。
さらには、持って行くべきなのか・・・とそもそも論に発展しかねません。
喪中の相手への年始の挨拶の時は手土産が必要なのかをご紹介します。
基本的には必要です。
それでは「いつ」伺うのがベストなのでしょうか?
日頃お世話になっている方々への新年の挨拶は欠かせないものです。
例年であれば、お年賀を持参し挨拶に伺います。
しかし、お年賀は、お正月の三が日の間、もしくは地域によっては松の内(元旦~1/6くらいまで)渡すものです。
そのため、喪中相手への挨拶は、事前に喪中相手に断りを入れ、
松の内が明けた1月8日以降に「寒中見舞い」として訪問するのが良いでしょう。
次に、「どんなもの」を持参するのが良いのでしょうか?
仏前にお供えできるものをおすすめします。
仏前にお供えできるものは、
- 賞味期限が長い
- 色が派手ではない
- ビニールに入ったお菓子
がよいです。
仏前に供えると、どうしてもお線香の香りが食べ物に吸収されてしまうので、
なるべくであれば、包装の仕方にも気を配ると良いでしょう。
モノでいうと、こんなモノがオススメです。
- 豆菓子
- 饅頭
- バウムクーヘン
- ラスク
- クッキー
等がよいでしょう。
熨斗は付けずに、手土産としてもって行くのがおすすめです。
熨斗を付けるようであれば「御挨拶」としてもらうのが一般的です。
わからなかったり、迷ったりしたときは、お店の方に聞くのも良いですよ。
また、地域によってはお仏前やお供えが必要なところがありますので、その際は先方に確認をしてみるとよいでしょう。
喪中の相手の家へ行くときの注意点は?
喪中相手のお宅に新年の挨拶をしに訪問する時に注意すべき事はいったい何だろう。と思う方も多いですよね。
どんな服装で伺ったら良いかなど、気にし始めるとどんどん不安になります。
通常の新年の挨拶と同じ様に振る舞うと、相手の気に障ってしまうこともあるかもしれません。
しっかりと大人として対応したいですよね!!
そもそもの大前提は、
訪問する前に、相手に訪問してもよいか確認することです。
きちんと相手のご都合を伺いましょう。
服装はどうしましょう。
普段着で構いません。
とはいえ、相手に失礼のないように華美な服装は避けましょう。
そして、お年玉です。
お年玉は用意しても大丈夫です。
ですが、配慮も必要です。
新年を祝う言葉は使えませんので「おめでとう」といいながら渡すことはNGです。
「お小遣い」として渡すのが一般的ですが、名前だけ書いて渡すのもよいでしょう。
お年玉の袋も、落ち着いた柄を選ぶのが無難です。
そして最後は、一番大事なことです。
相手の気持ちを重んじることです。
相手の気持ちが、まだ「喪中だから新年の挨拶や訪問を受け付ける気になれない」というときには、挨拶は控えます。
訪問しての挨拶に固執しないようにしましょう。
相手の気持ちが第一優先です。
気持ちが落ち着かないようであれば、松が明けてから寒中見舞いのハガキなどで新年の挨拶をすると良いでしょう。
お互い、気持ちを寄り添いながら挨拶しましょうね。
まとめ
いかがでしたか?
喪中の相手へのマナーは色々と気遣うことがあってやや疲れてしまうかもしれません。
ですが、こういうときこそ気遣いのできる優しさを持って接してくださいね。
一つ一つ丁寧に相手の気持ちを考えて、挨拶に伺ってみてください。