喪中の年末年始の過ごし方 初詣はあり?年始の挨拶はどうするの?墓参りは?

喪中の年末年始、まとまったお休みもいただけるので、故人を偲ぶ良い機会です。
とはいえ、色々なばたばたの喧噪から逃れられ、心も体もゆっくりと休める貴重な時期でもあります。
でも、「毎年行ってる初詣、なんだか今年も行けないのは寂しい・・・」や
「年末年始の挨拶って、喪中の時どうしたらよいのかな?」なんて悩む方も多いかもしれません。

あまり喪中の年末年始を過ごす機会はそうそう多くありません。
喪中の時の過ごし方をどうしたら良いかご紹介いたします。

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喪中の年末年始の過ごし方 初詣は行ってもいい?

「年末年始、こたつでみかんを食べながらテレビを見ているのにももう飽きた・・・。
どこか行こうかな・・・。
そうだ!初詣に行こうかな!!
・・・ん??でも今うち喪中じゃん!!
喪中の時って初詣行ってもいいのかな?」

という心のやりとりや家族との会話、ありますよね。
私も過去ありました。お正月、暇なんです(笑)

本当に初詣行ってはいけないのでしょうか?

まずは初詣の場所です。
神社とお寺で分けて考えます。

神社の場合、先に「忌中」と「喪中」の違いを理解する必要があります。

  • 忌中・・・一般的には死後四十九日(神式では五十日)の忌明けまで、
  • 喪中・・・一般的には1年間としている地域が多い。

という違いがあります。

神社にもよりますが、
喪中ではなく、忌中の期間が過ぎていれば参拝してもかまわないという所も多いです。
ですので、年末年始のタイミングで、忌中の期間を過ぎていれば初詣をしても差し支えないということです。

あくまで、神社に寄ったものなので、参拝する神社に事前に確認をするとなお良いです。

次にお寺です。

初詣は、神社だけではなく、お寺でもできます(*^_^*)

神社は「死=穢れ」という考え方ですが、
お寺は「死=穢れ」という考え方がありません。

そのため、忌中期間でも、喪中でも、お寺にはお参りすることができます。
細かいことには気を遣いたくないという方には、お寺の初詣をオススメします。

喪中 年始のあいさつはどうすうる?

年始の挨拶は、喪中とはいえ、ついつい毎年言っているからか、
「明けましておめでとうございます!今年もよろしくお願いします」と言ってしまいがちですよね。
言ってしまった後に「ハっ!!しまった!喪中だった・・・」
なんて経験ある方も多いはず。

基本的に、喪中のあいさつはおめでたい言葉を使ってはいけません。

「良いお年を」や「今年もよろしくお願い申し上げます。」などは大丈夫です。
相手におめでとうと言われたら、なんだか返答がおかしい気もするかもしれませんが、普通に「おはようございます」等のあいさつを返しましょう。
少し違和感があっても問題はありません。

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しかし、やはり喪中はそうそう頻繁にもなく、「おめでとう」と言われるとついついつられてしまいます。
私も、つられてしまって、語尾をゴニョゴニョごまかした経験があります(笑)
「新年早々何をやっとるんだ!自分!」と心の中で自分を叱っていましたよ・・・。

そんな苦い経験を踏まえて、お正月、年始のあいさつをご紹介します。
これさえあれば、年始のあいさつは完璧です!!

喪中の年始あいさつ集

  • おはようございます
  • こんにちは/こんばんは
  • 今年もよろしくお願いします
  • 昨年はお世話になりました。今年もよろしくお願いします

以外に簡単なあいさつですよね。
ですが、喪中だとは知らずに、たまたま会った人から新年のあいさつを言われたときに、
結構な確率でつられてしまうものなんです(笑)
ですので、しっかりあいさつ集をたたき込んで、つられないようにしましょうね!

年末にしめのあいさつをするときは

「良いお年をお迎えください」

が一番無難です。

喪中年末年始 墓参りはあり?

喪中の年末年始は、何をして良くて、何をしたらダメなのかを何かと気にする時ですよね。
迷いの時期です。
お墓参りもその一つで、喪中の年末年始にお墓参りってしていいのでしょうか?

喪中の年末年始にお墓参りはオススメです。

神道は、日本古来の宗教です。
神道では人の死を穢れとするので、喪中の年末年始の時、神棚や玄関のしめ飾りはしません。

しかし、仏教では人の死を穢れとは考えません。
年始にお墓に行くことも禁止されていないのです!

年末に、仏壇とお墓の掃除をしておいて、
年始のあいさつとしてお墓参りをすることは、むしろオススメされています

お墓が遠方にあってお参りがどうしてもできないのであれば、
ご自宅の仏壇に手を合わせるのも良いでしょう。

仏壇は家の中にある「お寺やお墓の出張所」の様なものなので、お墓参りが出来ない場合の代わりになります。
そのときも、年末には仏壇の掃除をしておきましょう。

故人の供養と同時に、先祖の供養もできますよね。
お墓参りは、不吉なことではありません。
ご先祖様にあいさつをし、喪中であれば故人を偲ぶ良い機会です。

喪中の年末年始だからといって、喪服でお墓参りに行く必要もありません。
寒いでしょうから、普段着で動きやすく暖かい服装で行きましょう。
墓石にお水をかけたりすることもあるでしょうから、タオルやカイロなども持って行くと良いですよ。

しっかりと故人や先祖と向き合い、供養しましょうね。


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まとめ

いかがでしたか?
迷いどころの多い喪中の年末年始ですが、しっかりと基本を理解すれば迷う必要はなくなりますよね。
あいさつ集もそんなに数が多いわけでもないので、暗記できますし(笑)
神社とお寺の違いもこういう機会により深く知ることができるので、
喪中の年末年始はとても勉強になる良い機会かもしれません。

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