畳の掃除の方法は?掃除機のかけ方とコツ

畳の掃除というと年末に家族総出で畳を剥がし、天日干し。仕舞うときにはあっちじゃない、こっちじゃないなんて大騒ぎ(笑)
なんて昭和な光景を思い浮かべてしまいませんか?
畳を上げて天日干しすると畳の下にある床板に風が通り、
湿気を逃がす事が出来、床下に土がむき出しだった昔の日本家屋の生活の知恵だったんです。
現代の建物は床下にコンクリートが敷かれ土がむき出しになって建っている建物も少なくなっていますので、家族総出で・・・と、までいかなくても大丈夫です。
でも、畳はホウキで掃くようなイメージがあるけど、掃除機じゃダメなの?
絨毯と違って直接寝転ぶけど、表面ってどうやって掃除するの?など、なんだか考えれば考えるほど畳の掃除が分からなくなってしまいます(笑)それでは畳の掃除がどんなものなのかその方法をご紹介したいと思います。

畳の掃除にはいろいろな方法がある

まず、掃除のアイテムとしては掃除機、ほうき、雑巾が一般的ですね。
畳の掃除は

「畳の目の奥にあるゴミを取る」
「乾燥させて除菌」
「優しく」

この3つがポイントです。
畳は井草という天然の素材で出来ており、自ら温度調節をし、呼吸をしています。
水分や刺激に弱く、不衛生にしているとカビが発生します。
イメージするならご自身の頭ですね。
頭皮は毛穴に詰まった汚れをシャンプーなどで「掻き出し」洗い、
「清潔に保ち」、濡れた髪はすぐに「乾かし」、
日々天日による「刺激をなるべく避け」ますよね。

掃除機、ほうきを「目地の奥にあるごみを取る」為に使って下さい。
残念ながら雑巾がけは目地の奥にあるごみをさらに奥に入れてしまうので「ゴミを取る」アイテムにはなりません。最後に仕上げる為のアイテムとなります
畳の掃除は 掃除機もしくはほうき、そして雑巾で行います。
プラスアイテムは「風通し」と「乾燥」です
風通しで掃除になるの?なるんです。畳にとって風通しは一番の掃除なんですよ。

畳の掃除機のかけ方の基本

畳を掃除機がけする場合の基本は「目地に沿って優しく」です。
畳は表面が傷つくと剥げて、ガサガサした肌触りになってしまいます。
また、井草の内部はスポンジのよう細かい穴が開いており、
表面が剥げてむき出しになると、その細かい穴の中にゴミや水分が溜まりやすくなってしまうんです。
表面を傷つけないように優しく、目地に沿って、往復3回~5回、丁寧にかけていきます。
目地と逆にかけると傷つきやすくなるばかりかゴミが取れません。
掃除機の吸引力で奥のゴミを吸い出すイメージで行ってみて下さい。
一往復だけだとどうしても奥にあるゴミまで吸引出来ないので何度か往復する事がポイントです。
また、排気口が下にあるタイプの掃除機の場合は、ちょっと重くて大変なんですけど、本体を持ち上げて掃除機をかけて下さい。
畳の中にはカビもあります。
ホコリと異なり、カビはフィルターを通過して排気口から排出されてしまう恐れがあります。
その場合、部屋中にカビ菌をまき散らす事になってしまいます。
換気をしながら、本体を持ち上げてなるべく排気口は表に向けて掃除すると良いでしょう。
同じ理論で畳は一枚一枚、手前から奥へ進むようにかけていきます。
縁の上を通り過ぎて隣の畳に行かないようにします。
手前から奥へ。縁が行き止まりになるように。隣の畳に移る際、ヘッドの部分も持ち上げて移動して下さい。
縁は畳にしっかり張り付いた状態になっています。めくれてしまったり隙間が出来るとゴミもたまりやすくなります。
縁に掃除機の本体、ヘッドが ガツンっ! とたらないように注意してかけて下さいね。

畳掃除のコツはこれ!

畳掃除は大変ですが毎日行い、そしてたまにお手入れをしてあげるのがコツなんです。
やっぱり頭皮のケアと似ています(笑)
また、畳は水分を含むとゴミや死骸を餌にカビが生えてしまいます。
畳の掃除はカビとの戦いと言っても過言ではありません。
いかにカビを生やさないようにするかも畳掃除のコツなんです。
まずは掃除機などでゴミを吸い出しますね。これはカビ菌を繁殖させないようにする為に重要です。
そして、エタノールを染み込ませた布で軽く水拭きします。
エタノールにはカビ菌の殺菌作用があり、カビも拭き取る事が出来ます。
エタノールは濃度80%の消毒用エタノールを使用すると良いでしょう。
エタノールで水拭きした後は十分に乾かします。エタノールは揮発性があるのでそれほど神経質に乾かさなくても大丈夫です。
その後、お酢で拭き掃除をします。これがお手入れになるんです。
お酢により井草の表面がコーテイングされ表面の剥離防止に繋がるんですね。
酢は揮発性が高いのですが匂いもきついのでお水で薄めて利用して下さい。
酢水に布を浸して固く絞って優しく拭き、仕上げます。
素足で畳の上を歩くと皮脂が畳のコーティングになって手入れになってくれます。
ぜひ、畳を清潔に保ち、その上を素足であるき、夏はごろんと昼寝などして下さいね。

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まとめ

古来より私達と生活を共にしてきた畳は時代時代で掃除の仕方が異なりますが
基本はゴミを取り、乾燥させる事です。
そのため、キッチン周りや浴室周りと異なりあまり掃除道具も種類が多くありません。
基本的な道具でこまめに掃除する事。
それが畳を掃除するということなのですね。

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