畳のカビを除去するには重曹やエタノール?掃除方法と予防方法も

6~9月は湿度や温度が高く畳がとてもカビやすくなります。冬もあなどれませんよ。結露で窓際の湿度は高くなってカビやすいんです。それでも畳で暮らしたい!そんな畳とカビのお悩みにお答えしたいと思います。

畳のカビを除去するには重曹やエタノールがいいの?

畳は井草という天然素材を利用している為、アルカリ性の重曹を使ってしまうと変色してしまう恐れがあるので使用しない方が良いでしょう。
エタノールには殺菌効果があり、畳のカビ菌にとても有効です。
エタノールには 「無水エタノール」「エタノール」「消毒用エタノール」の3種類があり、
無水エタノールから順番にエタノールの濃度が99.5%以上、95%以上、80%前後となっています。
カビ菌を殺菌するのだからエタノール濃度が高い方が効果的な気がしますが、エタノール濃度が高いと揮発性も高く、カビ菌にたどりつく前に蒸発してしまいます。

カビ菌をエタノールで殺菌するにはエタノールをカビ菌の細胞膜まで浸透させる必要があります。その効果が最も効果的な濃度は80%です。つまり3種類あるエタノールのうち「消毒用エタノール」が効果的なエタノールなんですね。

薬局屋で購入する事が出来ますが、消毒用エタノールを下さいと言うと無水エタノールが出てくる場合があるので「畳の掃除に使いたい」という事を伝えて、濃度80%のエタノールを購入してくださいね。エタノール濃度が高くても低くても畳のカビ掃除への効果が期待できなくなってしまうので、ここはポイントです。

畳のカビ 掃除方法はこれがおすすめ

畳にカビが生えてしまったらまずはカビを丁寧に取り除きます。
取り除く方法の一つは掃除機です。しかしその前に!掃除機で吸い取る場合はまず掃除機の機能をチェック!排気口から排出される空気が調整されていない掃除機はおすすめとは言えません。吹き出し口から胞子が排出されてまき散らされてしまっては元も子もないからです。
カビは水分を好み繁殖しますので、濡れた雑巾でふき取るのも良くありません。
畳にカビが生えてしまったら、乾いた布、もしくはエタノールをしみこませた布で拭きふき取るようにしましょう。
カビを拡散させないように丁寧に。目地にカビ菌を押し込まないように優しく。また、顔を近づけて拭く事になりますからマスクなどでの対策も必要です。
カビを丁寧に取り除いた後は消毒用エタノールを十分にしみこませ、よく絞った雑巾で拭き掃除をして下さい。
この時、ごしごしと強く拭いてはいけません。この雑巾がけはあくまでも次の掃除機へのステップです。
畳の目にはホコリ、ゴミ、虫の死骸など目に見えないカビの餌が入り込んでいます。
これらを除去しなければ瞬く間にまたカビだらけになってしまいます。
目地のこれらのゴミを取り除く為にはやっぱり掃除機が便利です。
目地に沿ってゆっくり数往復。紙パック式の掃除機の場合は本体を持ち上げて掃除機をかけるようにして下さい。
まだまだ続きますよ!
見た目にはこれでカビが取れたように感じますが、目地の奥にはカビ菌が潜んでいます。
もう一度エタノールを染み込ませ良く絞った雑巾で丁寧に雑巾がけをして下さい。
そうして掃除された畳は触ると「さらっ」とした感触になります。
「さらっ」となるまで頑張って下さい!
そして最後に掃除機の掃除をお忘れなく!

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畳のカビの予防方法は?

直接肌に触れる畳にはカビを生やさせたくないですよね。カビが生えたら掃除も大変だし^^;
しかし畳は井草という天然素材でできている為、カビが好む水分を吸収してしまい、カビが生えやすいものなんです。特に新しい畳は要注意です。
さらに畳の目地の中にはカビの餌になる虫の死骸やホコリが入り込みがちなので、カビにとっては生活しやすい環境と言えます。
カビが出来る環境を作り出さない事がカビの予防となります。
まずは目地に入り込んでしまう餌を除去する事を毎日の楽しい日課♪にしましょう。
老舗温泉旅館の畳部屋に通された時、ちょっと古い感じのする旅館でもお部屋に通された時、清潔な空気を感じる事ってありますよね。
目指すはそんな感じです。
とはいえ忙しい毎日を送っている中、旅館業の方と肩を並べるほどに部屋の掃除に時間を割く事は出来ません。
これが現実。
ではどうしたら?
餌があっても「成長しない」環境を作るのです。
カビが発生する条件は、餌の他に 温度が「20℃~30℃」の間。湿度が「65%以上」という気象条件が伴います。
雨続きの初夏、秋はこの条件に合致してカビが生えやすくなります。
畳にカビが生え、あまりにひどい状態になると張り替えを余儀なくされてしまいます。ちょっともったいないかもしれませんが、畳にカビを生やさない一番の予防は室内の気温、湿度を調節しておくことと、風通しをよくする事なんです。

まとめ

畳は肌が直接触れることもありますからカビが生えるなんて想像も現実も見る事も避けたいですよね。カビはアレルギーや気管支炎の原因にもなりますので、カビが生える原因を抑えて、生えてしまった場所を見つけたらアルコールでカビの除去と除菌をして、「さらっ」とした畳の質感を楽しんで下さいね

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