インフルエンザは赤ちゃんにうつるかうつらないか 症状と予防対策について

インフルエンザが少しずつ流行ってくる季節ですね。
赤ちゃんがいる家庭はいつもよりもより厳重に感染対策をしているのではないでしょうか。
しかし、保育園や幼稚園、小学校に通う上のお子さんがインフルエンザにかかってしまうことも。
お母さんがどれだけ頑張っても、どうしても防げないこともあります。
家族がインフルエンザにかかってしまったらとても心配ですね。
そして、赤ちゃんにもうつらないかと不安があるでしょう。
今回は赤ちゃんとインフルエンザ、その症状と予防対策についてご紹介します。

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インフルエンザは赤ちゃんにもうつるかうつらないか?

結論から言うと、赤ちゃんにインフルエンザはうつります。
生まれたばかりの赤ちゃんはお母さんからの免疫や抗体をもらって生まれてきているので、病気になりにくいとされています。
また、母乳で育っている赤ちゃんも同様に、お母さんからの免疫や抗体を受け取っていますので病気になりにくいことが研究で分かっています。
しかし、お母さんがなったことがない病気については抗体を持っていませんので、赤ちゃんも罹患する可能性が十分にあります。
お母さんもなったことがない病気に対する抗体をつくることはできませんからね(;´∀`)
インフルエンザにかかったことがあるお母さんでも、インフルエンザは毎年の様に少しずつ型がかわっていますので、今流行しているインフルエンザは感染したことがない型である可能性があります。
そのため、毎年のようにインフルエンザに感染する人がいるのです。

インフルエンザに赤ちゃんがかかった時の症状は?

赤ちゃんがインフルエンザにかかったときも、症状は大人と一緒です。

・38度以上の高熱
・くしゃみを伴わない咳・鼻水
・関節痛や筋肉痛
・倦怠感
・頭痛
・嘔吐や下痢

これらの症状がすべて出るわけではなく、インフルエンザの型によって強くでる症状や全くでない症状もあります。
これらの中からあてはまる症状があればインフルエンザを疑いましょう。
ただ、赤ちゃんは「頭がいたい」「関節痛が・・・(´;ω;`)」なんて事は言えません。
赤ちゃんの具合が悪い時には

・不機嫌
・ぐずる、泣き続ける
・寝つきが悪い
・飲みが悪い
・ぐったりしている

などの症状がでますので、これらの症状をお父さんお母さんが見て判断してください。
具合を見るポイントについてはこちらの記事も参考にしてくださいね。

赤ちゃんの具合を判断するポイント

上に挙げたような症状があれば、発熱してから12時間以降に小児科医に診てもらいましょう。
家庭内で感染を広げないためにも、早い受診が重要です。

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インフルエンザ 赤ちゃんの予防対策はどうする?

インフルエンザの予防は、大人も子供も一緒です。

①インフルエンザに感染している人は赤ちゃんに近づかない

これは基本中の基本です。
インフルエンザウイルスは飛沫感染と接触感染です。
ウイルスを含む咳やくしゃみを健康な人が鼻や口から吸い込む事によって感染するのが飛沫感染。
ウイルスが付着したものを健康な人が触れて、鼻や目、口に触れることで感染するのが接触感染です。
そのため、インフルエンザの人がいる場合には、できるだけ赤ちゃんとは部屋を別々にするようにして隔離することで予防効果が期待できます。
赤ちゃんは普段からなんでも口に入れてしまいがちですので、インフルエンザの人は赤ちゃんには触れないようにした方がいいでしょう。
ただし、感染しているのがお母さんの場合には難しいこともありますので、やむを得ず赤ちゃんに接触する時には手洗いをしっかりしてマスクをしてお世話することを徹底してくださいね。

②うがい・手洗いをする

これ、感染を予防するための基本なのですが、赤ちゃんには難易度が高いですw
うがい、赤ちゃんにはむりですよね(-_-;)
そんなわけで、うがいの代わりになる予防対策として水を飲ませるという方法があります。
口や喉に付着しているウイルスを胃に流し込むためにおこないます。
胃に流したら、体内に入っちゃうから感染しちゃうのでは?と思うかもしれませんが、ウイルスは胃液でほぼ死滅してしまいます。
胃液の強酸性はインフルエンザウイルスもかなわないということですね(*´▽`*)
生後3か月以降から白湯を飲むことができますが、まだ水を飲んだことがないのなら、母乳でもいいですよ!無理に水にしなくても大丈夫です。
母乳なら頻繁に飲むのでどんどんウイルスも胃へ送られますね(笑)

すこし月齢が大きくなってお茶が飲めるくらいになっていれば、薄めたお茶を飲ませてカテキンの力を利用しても良いですね。
カテキンが含まれているのは茶葉から作られたお茶ですので、麦茶には含まれませんので注意です。
ほうじ茶や番茶がカフェインが少ないのでご自宅にあれば利用してみてください。

また、水を飲むということは、口腔内の乾燥を防ぐという効果にもつながります。
口や喉が潤っていれば粘膜が保護されてウイルスは繁殖しにくくなります。

③換気をする

部屋を閉め切ったままにすると、ウイルスが充満し、赤ちゃんにうつってしまうかもしれません。
部屋が寒くなりすぎないよう注意しながらも、こまめに換気をしましょう。

④湿度を調整する。

湿度が高いとウイルスは活動しにくくなります。
部屋の湿度を50~60%に保つようにしましょう。
加湿器があれば便利ですが、このためだけに購入まではしなくても大丈夫です。
部屋で洗濯物を干すだけでも湿度は上がりますので、加湿器がないなら実践してくださいね。

④クレベリンを利用する

クレベリンというものを初めて聞いた方もいるかと思います。
クレベリンは部屋に設置するだけでインフルエンザ予防になるアイテムです。

もともとは業務用として公共機関や医療施設、外食産業やホテルなどで使用されてきたもので、2008年に家庭用に販売され始めました。
空気中のウイルス除去、消臭、カビを抑制させる製品で、主な成分となっている二酸化塩素により、空気中のウイルスや菌、カビを99%除去します。
さらに、消臭効果もありますよ。
主成分の二酸化塩素は、強い酸化力を持ち、国内では紙、パルプの漂白、水道水の殺菌、プールの水の殺菌に使われ、食品添加物として小麦粉の漂白への使用が認められているものです。
プールの消毒のような匂いが気になるという意見もありますので、密閉された狭い空間には向かないようです。
お守り代わりに一つリビングなどに置いておくのがおすすめです。

まとめ

いかがでしたか?
家族の看病や赤ちゃんの心配など、お母さんも忙しいと思います。
お母さんが体調を崩したりインフルエンザにかからないように、自分のことも十分に大切にしてくださいね。

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