赤ちゃんの黄疸 光線療法の影響は?副作用は治る?よくならなかったら?

光線療法をすると、赤ちゃんにはどんな変化が起きるのでしょう?副作用はあるのでしょうか?
お母さん、お父さんの心配は尽きないですよね。
もちろん施設のスタッフは赤ちゃんをしっかり観察していますが、お母さんお父さんも赤ちゃんの変化の様子を見てみませんか?
光線療法を始めると起きる赤ちゃんの変化について、まとめました。

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赤ちゃんの黄疸の治療、光線療法の影響でおこる変化

赤ちゃんのうんちが黒くなったり、緑になったりします。
おしっこも色が濃くなり、橙色っぽくなります。

これは、排泄物に黄疸の原因であるビリルビンがたくさん含まれている証拠ですので、治療がしっかりできている証にもなります(*´▽`*)
胎便はねっとりどろっとした黒っぽいうんちですが、光線療法を行っている時に出るうんちは少し違います。
ねっとりした感じはなく、下痢のような水分にぽろぽろっとした緑黒いうんちが混ざっていたり、緑色のもったりとした粘土のような便が出ます。
また、少し下痢ぎみになったりすることもあります。

皮膚の色は、光線の影響で少し黒っぽくなります。
特に光がしっかり当たっていた部分は茶色っぽくなります。
これは光に当たった部分の皮膚のビリルビンが分解されている証拠です。
ちなみに医療業界ではブロンズベビーと呼ばれています。
逆に、目隠しされて光が当たっていなかった部分はほとんど色が変化ません。
目隠しを取ると、目隠しをしていた部分と光が当たっていた部分の皮膚の色がくっきり違うこともあります。
また、皮膚の色が元々の色から変化してしまっているので、黄疸計で皮膚の色を計っても黄疸の状態を正しく評価することができなくなります。
そのため、光線療法をした赤ちゃんは必ず採血してビリルビン値の検査をすることとなります。
時々皮膚に発疹がでる赤ちゃんもいます。

発熱
光線に当たっていると日焼けマシーンに入っているような感じになります。
そのため暑くて少しお熱があがってしまうことがあります。
施設のスタッフがこまめにお熱を計ったり、暑くないように室温を調整してくれたりします。

光線療法による副作用は治る?

新生児黄疸による光線療法中はこのような変化が現れることがありますが、治療が終わるとだんだんとおさまってきますので心配しなくて大丈夫です(*^-^*)
また、光線療法自体は痛みもなく、安全性の高い治療だと言われています。
赤ちゃんが治療になると聞くと、お父さんお母さんは不安を感じてしまいますが、治療を安心して受けさせることができます。

ちなみに!
新生児黄疸は人種によって強くなりやすさが違います。
一番新生児黄疸が強く出やすいのが黄色人種なんです。
さすが黄色人種って名前のことだけあります。
そのため、黄色人種以外の赤ちゃん、人種が違う方とのハーフの赤ちゃんはビリルビン値の基準などが異なっているかもしれませんので、施設のスタッフに確認しましょう。


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赤ちゃんの黄疸が光線療法でよくならなかったら?

多くの赤ちゃんは光線療法を行えばビリルビン値は下がってきます。
ただ、何日間か治療が必要であったり、リバウンドをしてしまって再度治療になることはあるかもしれません。
そういったことは、よくある事ですのであまり気にする必要はありません。
治療をしたのによくなっていないことにショックを受けてしまうお母さんもいますが、気長に見守ってあげて下さいね。
赤ちゃんが黄疸で治療が必要だと言われたときに第一選択となるのは光線療法ですが、黄疸がひどい時や、ほかの治療法が必要だと診断されるときにはもう1ステップ進んだ治療を行うこともあります。
具体的な方法としては、交換輸血やガンマグロブリン大量点滴療法という治療があります。
光線療法は分娩を扱っている施設ならだいたいどこでも光線療法をするための機械を持っていて、すぐに治療を開始することができます。
しかし、交換輸血やガンマグロブリン大量点滴療法は小さな施設では対応することが難しく、場合によっては大きな病院へ赤ちゃんを搬送して治療をしなければならないこともあります。
そうなった場合には、お母さんは赤ちゃんの元へ通って面会をすることになるでしょう。
赤ちゃんと離ればなれになってしまうことは、お母さんにとって不安が大きいと思います。しかし、1日も早く治療をすることが、赤ちゃんの健やかな成長のために必要なこともあります。

まとめ

医療スタッフはお母さんと赤ちゃんにとって一番いい方法は何かをいつも考えています。
困ったら一人で悩まず、いつでも声をかけて下さいね。
どうしたらいいのか、一緒に考えていきましょう(≧▽≦)

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